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主。
主。
主。
⚠️NnくんとMzくんを区別しやすくするため、 Mzくんのアイコンの色を他の話と違うものにしています⚠️
主。
主。
オレたちが国に帰って玉座の間に向かうと、 そこにはオレたちの報告を待っているであろう国王陛下が 相変わらず穏やかな笑みを浮かべて待っていた
Ak
Tg
Nn
オレたちがそれぞれ国王陛下に挨拶を終えたところで、 Atが陛下の前に歩み出てその目の前にひざまずく
At
Nn
少し怪訝な顔を浮かべてそう尋ねた国王陛下に、 そこはオレが説明します、とMzちが進言した
Mzちの説明を聞くと国王陛下はなるほど、と頷いて、 こんなことを言った
Nn
Mz
Nn
Nn
At
At
At
そう付け加えたAtを見て、国王陛下は優しい笑顔を浮かべた
Nn
Nn
Mz
Mz
Mz
Mz
Mz
真顔でそう言ったMzちを見て国王陛下は普段の大人びた様子からは 想像できないくらい大きな笑い声をあげ、Mzちに返事をする
Nn
Nn
Nn
国王陛下はしばらく考える素振りを見せた後、 思いついたような表情を見せて2人に言った
Nn
Nn
At
Mz
Nn
Tg
Nn
Nn
Nn
At
Mz
Nn
Nn
国王陛下はいつも通りの穏やかな微笑をたたえながら、 Tgちゃんと先ほどから少し目を泳がせているKtyちに目を向ける
Nn
Tg
Kty
Ak
Pr
Nn
Pr
Pr
Pr
Tg
Tg
国王陛下の言葉を聞いたTgちゃんはうつむいて声を詰まらせており、 Ktyちは気まずそうに目を逸らし、Prーのすけはなぜか呆然としている
Nn
Tg
しばらくその場に沈黙が落ち、気まずい雰囲気が流れる中で Prーのすけがオレの服の裾をぐいっと引っ張った
Pr
Ak
Pr
そう言いながらオレを見つめるPrーのすけは なぜだか今にも泣き出してしまいそうな顔をしていて、 オレの服をつかむその手は少し震えている
Ak
Ak
Ak
オレがどうしたものだろうかと考えていると、 玉座の間に響いたのは、Tgちゃんのものでもオレのものでもない、 でも聞き慣れた王宮の騎士の声だった
Kty
Tg
Ak
Nn
Kty
国王陛下の要求に丁寧に返事をしたKtyちは、 はっきりとした声で陛下を見つめてこう告げた
Kty
Nn
Kty
Kty
Kty
Nn
Kty
Tg
戸惑いの声を上げたTgちゃんを見て愛おしげに目を細めたKtyちは、 自分の大切なものの亡骸をそっと炎にくべるような、 悲しみと慈しみと愛をいっぱい詰め込んだような、 そんな寂しげな笑みを浮かべて続ける
Kty
Tg
Kty
Nn
Kty
Kty
Kty
Kty
Kty
Kty
Ktyちの話を真顔で聞いていた国王陛下が、ふっと微笑んだのが見えた
Ak
Kty
Kty
Kty
Kty
Nn
Ktyちの話を聞き終えた陛下は、何かに安心したような、 子供の成長を見届けた親のような優しい顔をしていて、 先ほどちらりと見えた微笑が見間違えではないらしいと悟る
Nn
Nn
Nn
Tg
不思議そうな声を上げたTgちゃんに国王陛下は 一目見ただけでで計り知れない我が子への愛情が込められていると わかるような表情を浮かべ、それを見たTgちゃんは目を見開く
Tg
Nn
Nn
Nn
Tg
Tgちゃんは国王陛下の言葉を聞いてその大きな瞳に涙を浮かべながら、 うつむいているKtyちに抱きついた
Kty
Kty
Tg
Kty
おれもKtyのこと、大好きだよっ!!
Kty
Kty
Tg
Tg
Tg
Tg
Ak
Kty
Tg
Tg
Tg
Tg
Tg
あの日の約束、現実にしてくれる?
Kty
KtyちはTgちゃんのお願いを聞いてそれはそれは嬉しそうに笑って、 自身の体にひっついている彼の主をぎゅうっと抱きしめ返した
Kty
Tg
Tg
そう言いながらふにゃふにゃ笑っているTgちゃんは本当に幸せそうで、 自分のことでもないのに涙が出てきてしまった
Ak
Tg
Pr
Kty
At
Mz
自分の仲間たちが疑いようのないハッピーエンドを迎えられたことが どうしようもなく嬉しくて、胸がいっぱいになっているオレに、 Tgちゃんが少しニヤニヤしながら話しかける
Tg
Ak
Ak
Mz
Tg
At
Kty
みんながオレのことを茶化す中で、1人だけ不満げな顔をしている人がいた
Pr
Ak
Mz
Tg
Kty
At
Pr
Pr
Mz
Mz
Ak
Mz
Pr
Tg
Mz
Kty
Mzちの言葉にはいくつか心当たりがあって、 もしかしたらオレはPrーのすけのことが そういう意味でも好きかもしれないと思った
でもやっぱり確証っていうのはなかなかなくて、 Prーのすけと剣のことだけ考えて生きてきた分、他の人と比べても そういった経験が少ないオレにはなおさらよくわからない
どう判断しようかと考えているオレのそばにPrーのすけが歩いてきて、 Ak、とオレの名前を呼ぶ
Ak
Pr
Pr
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Ak
Pr
Pr
顔を真っ赤にしてほっぺをふくらませたPrーのすけの顔が可愛くて、 自然と笑顔になってしまう
そんなオレに釣られて、Prーのすけも笑う
それと同時に確かに心の奥にあるそわそわしたこの気持ちが みんなのいう“恋”ってやつなのかはわからないけど、 今はとりあえず目の前の大好きな幼馴染と笑い合っていたかった
Ak
時は流れて数年後、今日はKtyちとTgちゃんの結婚式だ
Ak
Mz
At
今日はめでたい日だからとAtも国王陛下から直々に入国を許可され、 Mzちと一緒に結婚式の会場にきていた
もう魔王という“役”を手放した2人は現在陛下に与えられた開拓地を 魔王だった経験を生かしながら少しずつ発展させており、 2人の左手の薬指にはペアリングの指輪が光っている
そして、オレは、、、
Pr
Ak
Ak
オレが2人を褒めると少しムッとしたような表情を浮かべたPrーのすけは、 オレのスーツの裾をグッと引っ張ってこんなことを言ってきた
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
そう言って俺にすりすりとくっついてきたかつての大好きな幼馴染は、 今では一生の愛を捧げると誓った最愛の人に変わっている
もうお分かりだと思うが、オレは村に帰った後、 師匠のアドバイスなども得ながら時間をかけて Prーのすけと2人でこの気持ちが“愛“だという答えを出した
師匠曰く、Stくんにも手紙やら対面やらで相談しながら オレたちにアドバイスをしていたらしいので、 あの2人には本当に頭が上がらない
At
Mz
2人の言葉に笑いながら会場を見回すと、 幸せそうに自分の息子とその花婿を眺めている国王陛下が目に入った
その隣では流石にお祝い事だからと帰国したらしい いつの日かオレたちにオーブのことを教えてくれたあの人が笑っており、 2人とも本当に幸せそうだ
RtくんとRnくんは仕事で来れなかったようだけど、 2人からお祝いの手紙をもらったということを式が始まる前に Tgちゃんが嬉しそうに話していた
Tg
Kty
Tg
そう言ってキラキラした幸せそうな笑顔を浮かべたTgちゃんは、 その手に持った綺麗なブーケを教会の天井近くまで投げ上げ、 参列客のいる席まで飛ばした、けど
At
Mz
Mz
2人の会話を脳が認識する前に、 Tgちゃんが投げたブーケはきれいな放物線を描いてこちらへ飛んできて、 反射的に手を出したPrーのすけの腕にぽすっと収まった
Pr
Tg
Kty
Mz
At
Pr
Prーのすけにどう求婚するべきかTgちゃんに相談していたことを オレは激しく後悔しながら、助けを求めるようにこちらを見ている恋人に、 オレは真っ赤な顔で返事をした
Ak
Pr
At
Mz
Tg
Kty
かつての仲間達が幸せそうに笑っていて、 それを見ている陛下とJlくんも慈しみのこもった笑みを浮かべている
ステンドグラスから太陽がKtyちとTgちゃんを祝福するように 光を送り込んでいる教会の中は、オレたち含むいろいろなひとの “幸せな気持ち”で満ちている
Kty
Tg
今こうして、僕らはハッピーエンドを迎えた。
At
Mz
気が遠くなってしまうようなたくさんの時間を超えて、変わらぬ愛を貫けた。
Ak
Pr
これからあなたと、会えなかった時間の何倍もの時間を共に生きていく。
Kty
Tg
At
Mz
Ak
Pr
“役”なんてものは、関係ない。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
コメント
6件
初コメ失礼します!完結おめでとうございます!!最初から最後まで本当に最高でしたт т❤︎
初コメ失礼します🙌 最初の作品から見ていたのですが、作品を書くのうますぎます...😭✨ 次回作も楽しみにさせてもらいます!!
素敵な作品ありがとうございます!毎回更新を楽しみに待ってました!!幸せに包まれて僕も幸せです!!番外編楽しみにしてます!