テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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能力者

第38話 - 作戦実行

2023年10月08日

#第2回テノコン

#能力者

#戦闘系

#創作

自己満マン⚆.⚆

水菜

続きさ

水菜

みんなおはよう

アスラナミザ

もうここに来るまで時間かかるから凄く早起きだったよ、、眠い

水菜

睡眠不足かい？

アスラナミザ

いや、大丈夫。

水菜

そっか！！！貴方の組織は朝5時まで仕事、その後寝て昼の12時から仕事だったよね！！

アスラナミザ

うん、時間帯が合わなかっただけだから

海

おはようございます

水菜

おっ！海〜！男化かい？

海

水菜もでしょう？

水菜

確かに。

アスラナミザ

なんか水菜テンション高くない？

水菜

楽しみなんだよ

水菜

シフォ解放させることも目的だし、花も目的、レイもね

水菜

ただその過程で私達は素晴らしい光景を目にすると思うんだ！！

水菜

私は友人を傷つけた人の破滅がみたい

水菜

じっくりとね？

アスラナミザ

あー、朝から怖いことを聞いてしまったね

海

そうですね。

海

水はまだでしょうか。

海

華香も来ていませんね

水菜

あぁ、あの二人、男化に慣れてないから時間がかかるんだよ

水

遅れました！！

水菜

ツノ…

水

あぁ、皆さん男化をしているのですね

水

本日もよろしくお願いします！！

華香

みんなおっはよー！

海

だれ？

アスラナミザ

WOW

水菜

ふーん

華香

いやー華香だよw

華香

今朝起きたら男化したんだけど

華香

前の男化が出来なくてねー

水

華香、おはよう

華香

水ちゃんおはよう

海

華香、

アスラナミザ

びっくりさせないでおくれよ

華香

ごめんごめん

華香

で、作戦だっけ？

華香

話そう

作戦会議が終わり

水

ボスにいってきます

海

ありがとう。

水菜

私達は出るとしますかー、

アスラナミザ

華香、ここに残る中で一番強いのは君だ。

アスラナミザ

みんなをよろしく

アスラナミザ

あと。臨機応変にね。

華香

もちろん！任せて

海

ありがとう。みんな行きましょう。

水菜

うん！

アスラナミザ

わかった！

水菜

めちゃくちゃ森奥じゃない？

アスラナミザ

わっ！虫が！！！

海

2人とも虫は苦手ですか？

水菜

私の住んでいたところはこんなにいなかったからね！

海

もちろんですよ。ここは森ですもの。

アスラナミザ

私の所にはあんまりいなかったなぁ

水菜

そっか。

水菜

城が見えてきたね

水菜

行こう。

水菜

ここが敵のねぇ

アスラナミザ

シフォは何処にいるの？

海

地下室の3番部屋にいるそうです。

敵

侵入者だ！！！

敵

捕まえろ！

水菜

早速だね

アスラナミザ

あ、銃持ってくるの忘れたかもー

海

貴方は別に大丈夫でしょう？

アスラナミザ

まぁねー

アスラナミザはマントを広げ、そこから銃を取り出す

アスラナミザ

じゃっじゃーん！

海

元気がいいことで。

アスラナミザ

射的だよ！！！水菜

水菜

…わかった

水菜は糸を取りだし、アスラナミザは銃を打つ

銃の弾が行くところに糸をだし、跳ね返らせ、敵に当てる。そのようなことを繰り返した。

海

さすがです。

水菜

もう終わっちゃったなー

アスラナミザ

ありがとー、水菜

簡単に警備を殺し、ゆっくりと歩きながら城に潜入。

水菜

ん？誰かの悲鳴だね？

アスラナミザ

これはー、

海

レイです。そうですね、あと花の悲鳴も。

アスラナミザ

海、君さ、聴覚がずば抜けているね？

海

まぁ、そんなところです。

海

その代わり、目が見えにくいので。

アスラナミザ

なるほど

アスラナミザ

とりあえず悲鳴の方に行こう！

水菜

わぉ

水菜

なんか、あれだね

アスラナミザ

芸術的なものを感じるよ。

海

同じくです。

そこにあったものとは。

電気椅子のようなものに縛られているレイ、キリストのように吊るされている花

海

とりあえず解放しましょう。

アスラナミザ

そうだね。

アスラナミザ

水菜？行ける？

水菜

うん。

水菜は椅子に繋がれていた装置を素手や足で壊し、それからレイが縛られていたものを切った。

海

気絶、というところですね。

アスラナミザ

そのようだ。

水菜

アスラナミザ、頼むよ。

水菜はレイをアスラナミザに渡す。

アスラナミザ

りょーかい

アスラナミザはマントを広げるとマントはレイをどんどん飲み込んで行った。

海

ほんとそのマント、不思議ですね。

アスラナミザ

ハハッ！種を知りたいかい？

アスラナミザ

まぁ、そう言っても教えないさ♪

水菜

知らない方が幸せだろう。

海

知るのはやめておきます。

アスラナミザ

ちぇっ、

水菜

あとは花だね？

水菜

花はなぜ誘拐したのか分からないな

海

同じくです。

水菜は花を取り、アスラナミザに渡す。そしてレイと同じようにマントが吸い込む。

海

あの

水菜

、、？

海

足音が聞こえます。

海

ドアの方から。

水菜

聞こえにくくてほんとに聞こえないな

アスラナミザ

私はうっすら聞こえる

ソウカミナ

やぁ、諸君

水菜

？！

アスラナミザ

水菜

了解

水菜はサングラスを少し外してソウカミナを見る

水菜

第5ボス。

海

ありがとうございます。

ソウカミナ

？何かな？

アスラナミザ

説明する義理はないね

ソウカミナ

別にいいよ。

水菜

身長は134cm

ソウカミナ

？！

水菜

一般人で言う小学1年生だろう。

アスラナミザ

へぇー、若

海

そうですね。

ソウカミナ

まぁいい、

鳥かご

ソウカミナがそう言うと水菜たちの上に草などでできた檻が降りてくる

アスラナミザ

じゃあこちらはー、

海

任せて。

水菜

そういえば能力所持は？

海

まだ。

アスラナミザ

わかった。

海

波針（なみばり）

ソウカミナの上に海の波でできた針がたくさん落ちて、ソウカミナは避けきれず、刺さってしまった。

その後痛みに耐えれず能力を解除した

ソウカミナ

ああああああああぁぁぁ

ソウカミナ

痛い、痛い

ソウカミナ

うぅ

水菜

変身が取れたね？

ソウカミナの変身は取れてしまった

ソウカミナ

君たちが言う、通り、

ソウカミナ

ぼくが、ぼくが、第5ボスだよ、

ソウカミナ

死ぬ前に、会いたい、人が、い、いるから

ソウカミナ

合わせてくれ、ない？

海

誰ですか？

ソウカミナ

シフォ

水菜

いいよ。

アスラナミザ

…分かった。

海

さぁ、こちらへ。

海がソウカミナに手を差し出す。

ソウカミナ

ありがとう、

歩きながら話す、

海

貴方は…何故こんなに若いのです？

ソウカミナ

第1から第5まで、、

ソウカミナ

全て能力者とボスの間の子供、

ソウカミナ

僕がいちばん若い。

ソウカミナ

能力の入った瓶を飲まされて変装というか、能力で第1ボスと同じ格好にして、

ソウカミナ

身代わり、のような

水菜

そっか。

ソウカミナ

ぼくはこんなこと、したくないんだ！

水菜

ここが地下の第3部屋

アスラナミザ

こんなところにシフォいるの？

海

居るでしょう。

ソウカミナ

連れてきてくれてありがとう

シフォ

おぉ先輩方と、

シフォ

ボス？

ソウカミナ

シフォ、僕はね、

ソウカミナ

平和になるように、誰もが平等になるようにって世界を征服したいんだ。

シフォ

？はい

ソウカミナ

だからさ

ソウカミナはシフォに近づく

シフォ

え、？

ソウカミナ

だから、ごめんね

水菜

？！

アスラナミザ

？！

海

？！

第5ボスによって反射神経を鈍らせられていた水菜たちはシフォが何度も何度も刺されるまで気づかなかった

シフォ

な、んで？？

ドロドロとシフォの服を染める赤い液体

ソウカミナ

死んでね。悪いけど

アスラナミザ

おい

アスラナミザ

お前、

水菜

落ち着けアスラナミザ

海

これはこれは、愚かですねぇ

アスラナミザ

……はぁ

水菜

第5ボスさんよ、

水菜

お前、誰の友人に手を出したか分かってるの？

ソウカミナ

誰の友人も何も、

ソウカミナ

ただの敵だろ笑

アスラナミザ

君は気づいていなかったけどね

アスラナミザ

海の能力が君に刺さったわけじゃない

アスラナミザ

海は難度を落としたの。

アスラナミザ

わかる？言っていることが

水菜

つまり、君が刺されたのはー

海

仲間ですよ？

水菜

そう！ほかのボスにね笑

ソウカミナ

は、？

アスラナミザ

君は元々気に入られてはなかっただろう？

海

まぁ、どんまいです笑

シフォ

せんぱ、い

アスラナミザ

あぁ、ごめんごめん

アスラナミザ

シフォ、ここに入ってねー

アスラナミザはマントを広げ、シフォはマントの中に入る

ソウカミナ

瀕死状態だね。

ソウカミナ

あいつらへの復讐ができるからまぁよしだ。

水菜

……

罪を償い給え。罰則

ソウカミナ

は、、？

水菜

相手が悪かったね？ははっ、ほんと君達ってちょー面白い

水菜が能力を使うとソウカミナの首は切られ、真っ二つの状態。間もなく死んだ。

水菜

さぁ、ここからはー、

アスラナミザ

ん？あちら側からの電話だ。

華香

通話
00:00

華香

もしもし。

アスラナミザ

どうしたの？

華香

作戦では城の表を私と水、裏を龍と藤浪、あとは中で守りでしょ？

華香

表から人が来たの。

華香

多分ボスはいない

華香

どうする？

アスラナミザ

なるほど、じゃあ華香は裏について

アスラナミザ

水に無線を渡して水が言ったら彩世界を開いて欲しい

アスラナミザ

私達も用はないしもう帰るから

アスラナミザ

表には……いや、誰も要らないね

アスラナミザ

水に好きに戦わせて

華香

了解。

アスラナミザ

通話
02:12

アスラナミザ

じゃあ私たちは帰ろうかな

海

私は何をすれば？

水菜

多くの警備が私達を殺そうとする、

水菜

だからそれを辞めさせて欲しい

海

先回りをし、敵を殺せと？

水菜

そうだね。頼む

赤水無

皆さん？

海

何故ここに？赤水無さん

アスラナミザ

君はあそこにいたよね

水菜

赤水無？

赤水無

皆さんどうしました？

海

まぁいいです。

水菜

海と行動を共にして

赤水無

了解です

赤水無

では

アスラナミザ

水菜、行くよ

赤水無と海が去る

水菜

了解

もの陰に隠れ、部屋の様子を伺い海と赤水無

海

シフォはここにいるはずのない人です。

赤水無

そうなの？

海

はい。

海

先程、色々ありましたので

赤水無

そうなんだ、

海

けど中にはシフォ……

海

その辺にまあまあな敵がちらほら……

海

赤水無さん、やれます？

赤水無

うん。今日は赤い粘着質の液体を持ってきた

海

なるほど

赤水無

赤い方が、形が操りやすく、硬さもあるようにできる

海

では、おまかせしましょうかね。

赤水無

海は突っ込んで行ってこの液体をばらまいてくれたらいい。

海

なるほど

海

(ここには赤水無さんのコピーもいますが……いいでしょう)

海

では、行ってきます

海が敵の方に突っ込み、赤い液体を高いところからばら撒く

シフォ

？！

赤水無

……

コピーの赤水無が操作をし出す瞬間、

海が敵の方に蹴り飛ばした

赤水無

(やはりあの浴衣、動きが読みずらい上に何を持っているか分からない)

シフォ

……

赤水無のコピーが蹴られ、咄嗟にシフォが能力を使う

シフォ

、

気体操作

海

！

白黒世界

気体操作を使ったのに気づき、わずか0.2秒ほどで白黒世界を展開した

赤水無

海、ごめん

海

いいえ。この結果は分かりきっていました

海

大丈夫です。

海

ここは時間が止まった世界です。

海

そう設定しました。

海

貴方と私しか動けません

赤水無

なるほど

海

貴方には、こんなことが出来ない、

海

貴方は……誰です？

赤水無

赤水無ですよ。赤水無

海

悪いですが、初めから気づいていましたよ

海

貴方、副第4ボスでしょう？

赤水無

違いますよ

海

貴方のミスは2つです

海

・敬語で接しなかったこと

海

・私達を騙そうとしたこと

海

これだけの証拠があるんですよ

海

人目見た時からわかっていました

海

いえ、見たというか、

海

水菜の情報共有で映像を得た時ですかね

水菜

通話
00:00

海

？？はい

水菜

海、白黒世界かい？

水菜

気づかなければ動けていなかったよ！

海

どうやって動いているのです？

水菜

アスラナミザのマントの中に入った

水菜

能力が使われる直前にね

アスラナミザ

海〜君さ、赤水無のことわかってるでしょ

海

えぇ。

水菜

赤水無？

海

副第4ボスが化けていただけです

水菜

は？

水菜

赤水無はちゃんといるよ

アスラナミザ

……ごめん水菜

アスラナミザ

後で起こすよ

電話越しに何かが倒れた音がする

海

気絶させたのですか？

アスラナミザ

まぁね

アスラナミザ

暴れられても困る

アスラナミザ

今、赤水無は？

海

新たなルールを追加し、私に危害を加えれない状態です

アスラナミザ

なるほどー

海

水菜はなぜあのように？

アスラナミザ

記憶操作だよ

アスラナミザ

ホゴナズシの

海

あぁ、その手ですね

海

けど水菜ほど強いひとの記憶を操るには相当なー

アスラナミザ

うん、だからホゴナズシは寝込んでいるらしい

アスラナミザ

で、作戦があるのだけど

作戦会議が終わり

海

なるほど

海

つまりあなた一人で城に帰ると？

アスラナミザ

うん

海

わかりました

海

副第4ボスは殺します

アスラナミザ

好きにするがいい

アスラナミザ

そうだねぇ

アスラナミザ

「青鞍月（あおくらつき）」に会ったら、注意しな

海

誰ですそれ？

アスラナミザ

外人だった人さ

アスラナミザ

蒼鞍月はだいぶ手強い、

アスラナミザ

なんせ未だに能力がひとつも分からない

アスラナミザ

存在すらね

海

わかりました

アスラナミザ

水菜をそちらによこすよ

アスラナミザ

それで第3ボスの情報をコピー、私に共有し、これからの特訓の目安にでもって感じ

海

わかりました

アスラナミザ

じゃあよろしくねー

海

では。

海

通話
04:12

海

ということで貴方はどうしましょう

赤水無

殺したければ殺せ

海

殺す？どうしましょう

海

貴方を殺す理由もなく、生かす理由もない

海

どうしたらいいと思います？水菜

水菜

……あぁ、

水菜

私も停止時間で動けるようにしてくれたんだね

海

えぇ。

海

この人は殺すべきですか？

水菜

私だったら殺すね

水菜

強くないし、特訓のコピーをする程でもない

水菜

生かしておく価値がないなら

水菜

殺した方がいい

海

ということなので

海

貴方とはさようならです

赤水無

そうか。

赤水無

……

海

では失礼して

海はナイフを出し、シフォのコピーやその場に居た敵全員を殺した

水菜

解除して、

水菜

いこう！

海

はい

解除

その一方アスラナミザはというと

蒼鞍月

汝は誰だ？

ソウカミナ

ソウカミナだ。

蒼鞍月

ボスか。

蒼鞍月

第何じゃ？

ソウカミナ

2だ。

蒼鞍月

入るがいい

ソウカミナ

ありがとう

蒼鞍月

要件は？

蒼鞍月

……ないなら去れ

蒼鞍月

我はお主と話したい

ソウカミナ

？

蒼鞍月

そこのー

アスラナミザ

ははっ！バレていたかい？

入口に身を潜めていたアスラナミザは中に入っていく

蒼鞍月

無論。

ソウカミナ

ちっ、邪魔が入ったな

ソウカミナ

今ここで、殺す！！！

蒼鞍月

辞めろ

蒼鞍月

汝は死ぬぞ？

ソウカミナ

ちっ

ソウカミナ

理解した

蒼鞍月

去れ

ソウカミナが去る

アスラナミザ

君は蒼鞍月かい？

アスラナミザ

まさか私の方が先に会うとはね

蒼鞍月

嫌か？

アスラナミザ

否、別に

アスラナミザ

それより君は巫女かい？

蒼鞍月

あぁ、好んできてはいないさ

アスラナミザ

そうなんだね

蒼鞍月

アスラナミザ、我のことをすごく知っているね？

蒼鞍月

今出てる情報全てと多少

アスラナミザ

此方の組織は情報を得ることから始める

蒼鞍月

ふぅん

蒼鞍月

お主はあまり殺したくない

蒼鞍月

何故なら我はそれを好まない

アスラナミザ

そうなの？

アスラナミザ

好きそうじゃん

蒼鞍月

別にそこまでだ。

蒼鞍月

我はそんなの好まん

蒼鞍月

魅力も感じん

蒼鞍月

……お主、上の名前は？

アスラナミザ

君が下の名前を教えるなら教えてもいいよ

蒼鞍月

……そうだな

蒼鞍月

下の名前か

蒼鞍月

組織の人間に呼ばれるのは嫌だが、

蒼鞍月

白き狂人と青き狂人、緑の悪魔に呼ばれるのは別に良い

アスラナミザ

なるほど

アスラナミザ

私のこともよく知っているじゃないか

アスラナミザ

ストーカーかい？

蒼鞍月

我のセリフじゃ

蒼鞍月

何故知っておる

蒼鞍月

我が外人など、出していない情報じゃ

アスラナミザ

うん

アスラナミザ

だってわたし外人だし、

アスラナミザ

出身地同じだからね

蒼鞍月

なるほど

蒼鞍月

お主があの、何でも屋だったのか

アスラナミザ

そうだよ

アスラナミザ

あの頃はすごく楽しかったなぁー

蒼鞍月

そうか？

蒼鞍月

私は余りだがな

アスラナミザ

仲のいい敵じゃないか

アスラナミザ

今も昔も

蒼鞍月

そうだな

蒼鞍月

私は殺し屋狩りをやっていたが、どんな手を使ってもお主は予想外を行くからな

アスラナミザ

それが面白いんじゃないか

アスラナミザ

そしてそれが私じゃないか！

蒼鞍月

たしかにな

蒼鞍月

どんな会話をしてもお主とは飽きない会話じゃ

アスラナミザ

ありがとう

アスラナミザ

……下の名前は？

蒼鞍月

カナハラヤ

アスラナミザ

カナハラヤ、

蒼鞍月

お主の上の名前は？

アスラナミザ

青鞍月

蒼鞍月

やはり、か

アスラナミザ

……私は外国人では無い

アスラナミザ

否、日本でもない

アスラナミザ

私はハーフ

蒼鞍月

同じくである

蒼鞍月

やはり、親戚

蒼鞍月

通りで能力で使う体の髪色も同じわけだ

アスラナミザ

私は

アスラナミザ

初め、青鞍月という親に捨てられた

アスラナミザ

養子に出され、純外国人の奴らに拾われた

アスラナミザ

私は養子だった

アスラナミザ

本当は少しだが孤児院育ち

蒼鞍月

アスラナミザ

蒼鞍月

我はそのまま育てられた

蒼鞍月

だが、大きくなり養子に

蒼鞍月

で死にかけた

アスラナミザ

殆ど一緒だな

蒼鞍月

あぁ。

蒼鞍月

……

蒼鞍月

我は第10部隊に居る

蒼鞍月

カナハラヤ

アスラナミザ

……なるほど

アスラナミザ

私は五代ボスのアスラナミザ

アスラナミザ

質問だ

蒼鞍月

何んじゃ？

アスラナミザ

何故この組織に？

蒼鞍月

簡単な理由じゃ

蒼鞍月

……我は幼き頃虐待を受けていた

蒼鞍月

我の大切な人も、親戚も

蒼鞍月

そんなの嫌だったんじゃ

蒼鞍月

こんな世界潰したくなった

蒼鞍月

常に人々の我らに対する謝りを聞きたかった

蒼鞍月

つまり、我は下克上をする為にここに入った

蒼鞍月

目的は違おうともやることは一緒じゃ

蒼鞍月

辛い人に

蒼鞍月

この世界は厳しすぎる

蒼鞍月

悪い奴を無くす

蒼鞍月

お主らは守りに入る

蒼鞍月

我らは攻めに入る

蒼鞍月

それだけの違いじゃろ？

アスラナミザ

そうかもしれない

アスラナミザ

けど、

アスラナミザ

誰もが生きやすい世界にするのは

アスラナミザ

そんな簡単では無い

蒼鞍月

うむ、わかっておる

アスラナミザ

うちに来ないか？

蒼鞍月

いや？

蒼鞍月

行ってもいいが、

蒼鞍月

我は自分の願いを叶えたい

蒼鞍月

ここで積んできた信頼、簡単には捨てれぬ

アスラナミザ

そっか

アスラナミザ

うちの組織は能力者が一般人のところに行くのを防ぐだけだからね

アスラナミザ

何かをすることも出来ない

アスラナミザ

だが、今の社会で能力者が明らかになったら

蒼鞍月

大変なことになる、じゃろ？

蒼鞍月

わかっておる

蒼鞍月

けどいち早く、こんな世界を終わらせたい、

蒼鞍月

我はこの願いだけじゃ

アスラナミザ

ボスとは気が合わなそうだね

蒼鞍月

お願いされて入っておる

蒼鞍月

だから我にボスは頭が上がらん

蒼鞍月

実質ボスのようなもの

蒼鞍月

なんでもいいんだが、

蒼鞍月

……うん

アスラナミザ

まぁいいんじゃない

アスラナミザ

気が向いたら来てよ

アスラナミザ

てか、私も君のこと好きだし

アスラナミザ

争いたくない

蒼鞍月

その為にも

蒼鞍月

……否、解決できないよ

蒼鞍月

いつかは争わないといけないんだよね

蒼鞍月

……その時は……その時次第だね

蒼鞍月

我は操られることなどない

蒼鞍月

安心し給え

アスラナミザ

うん、ありがとう

蒼鞍月

追手が来るぞ？

蒼鞍月

そろそろ行け

蒼鞍月

そちらの城にいる部下のためにもな

アスラナミザ

ありがとね

蒼鞍月

あぁ、連絡先を交換しよう

蒼鞍月

お主は好きだ

アスラナミザ

いいとも！

アスラナミザ

私達は親戚なんだ！！

蒼鞍月

今度そちらに行く。

蒼鞍月

水菜、海、水を紹介せよ

アスラナミザ

もちろんだよ！

アスラナミザ

ただ、1度私の五代ボスの組織に来て一緒に行かないと

アスラナミザ

能力モノの城は迷子になるよ？

蒼鞍月

うむ。楽しみにしておる！

蒼鞍月

では、あと二分後に追手がくる

蒼鞍月

そのうちに行け。

蒼鞍月

またな

アスラナミザ

うん！またね〜

アスラナミザが去る

蒼鞍月

うむ、やはりアスラナミザは興味深い

蒼鞍月

そして実に友として好ましい

蒼鞍月

……戦いたくないな

蒼鞍月

おっといけんいけん、

蒼鞍月

仕事があるんじゃった

蒼鞍月

訪問が楽しみじゃ♪

水菜

今回のお話はどうだったかい？

水菜

蒼鞍月のキャラがすごく濃かったね笑

アスラナミザ

キャラが濃いのは私は好きだよ！笑

水菜

まぁ私も嫌いじゃない！

蒼鞍月

何を話しておる！！

水菜

おぉ、

蒼鞍月

アスラナミザ！次回此奴（水菜）を紹介せよ！

アスラナミザ

いいとも！！！

蒼鞍月

楽しみが増えたぞ！！

水菜

明るい人だねー

水菜

じゃあそんな蒼鞍月に次回予告を頼もう！

蒼鞍月

次回！！！！

蒼鞍月

頼りのある上司

蒼鞍月

じゃ！！！

蒼鞍月

次回！お楽しみに〜！！！

アスラナミザ

今回の小ネタは……

水菜

アスラナミザが去ったそのあとの話だよ！

ソウカミナ

……蒼鞍月？何やってたの？

蒼鞍月

おぉ、第4か！

蒼鞍月

そんなのいいじゃろ？

蒼鞍月

はよ行け。

蒼鞍月

我は仕事がある、汝もじゃろ？

ソウカミナ

まぁね

ソウカミナ

親戚が好きなのも程々に。

蒼鞍月

盗み聞きか？理解できないな

蒼鞍月

まぁ行け

蒼鞍月

お互い仕事があるんじゃ

蒼鞍月

ほらほら、行った行った！

ソウカミナ

はい。

水菜

では次回お楽しみにー！

能力者

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第38話 - 作戦実行

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能力者

第38話 - 作戦実行

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