琴音
本当に大丈夫だから佐和子さんと一緒に帰って?
小さくなっていく庸介と佐和子の後姿を気にする俺に琴音が足を止めた。
佐和子の事が気にならないと言ったら嘘になる。
出来る事なら今すぐ佐和子の元へと行きたい。
和真
大丈夫だって
和真
それよりアパートはこっちであってるか?
――だけど……
こんな状態の琴音を放って行くことなんてできなくて
俺は後ろ髪を引かれる思いで琴音を支え続けた。
駅から歩いて10分ほどで琴音の住むアパートに着いた。
和真
ここに住んでるんだ
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