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一週間前から

ソワソワして

落ち着かなかったあなた。

今日は待ちに待った

流星群が見られる日。

「俺のお気に入りの場所なんだ」

って言って 車で街の光が見えない

山頂近くまで来た。

「空気が澄んでるから きっと綺麗に見えるよ」

って心踊らせてるあなたが

とても愛しく思えた。

「やっぱり冷えるね」

と はぁ~と手に息を吹き掛けている。

本当だ。

息が白く見える位に

冷えてきた。

用意してきた

ホットコーヒーを差し出すと

「ありがとう。生き返る~」

と言って飲んでくれた。

寒そうに 首を縮めてるあなたに

ふわっと赤いマフラーを 巻いてあげた。

この日に間に合うように

こっそりとマフラーを

編んでいたのだ。

「わぁ~あったかい。

わざわざ編んでくれたの?

嬉しいよ。ありがとう」

と喜んでくれた。

流星群を好きな人と

見られるなんて

本当に幸せだ。

《この人とこれからも ずっと一緒にいたい》

と思いながら

満天の星空を見上げると

ちょうど星が

すーっと流れていった。

この願いが叶いますように。

この作品はいかがでしたか?

66

コメント

2

ユーザー

説明テキストしか使用されていないのに情景が鮮やかに浮かんできました✨ ホットコーヒー、赤いマフラー…きっと何気ないことでも二人にとってはそれが幸せなんでしょう😌。是非末永く幸せになって欲しいものです。参加してくださりありがとうございました❗

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