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優
……
僕は優。七海優
親に暴力を振られ、皆にはいじめられ
もううんざりだ。
だから、今日この日に
"自殺"
をしようと思う
優
みんな。
クラスの子達
……
優
僕、今日自殺するよ
クラスの子達
え
優
君たちのせい。だから…
クラスの子達
お、いちょいまて
優
じゃあね
ﾋｭﾝ
僕はフェンスから落ちた
目を思いっきり瞑り…あとは死ぬだけ
な、はずだった
？
！！あぶない！
優
っ…
ふわっといい匂いに包まれた
？
！七海？おい！
優
っ、ぁ…
優
な、んで…せんせ、が……
綺月先生
たまたま両手に入っただけだ。
綺月先生
でもよかった、助かって
優
助けないでくださいよ…もう、この世界からいなくなりたいんです
綺月先生
なんで
優
っ？
綺月先生
なんでそんなこと思うんだ。
綺月先生
ここじゃあれだし、そこの倉庫つれてくから
綺月先生
おいしょ
優
……
綺月先生
で、なんでいなくなりたかったの？
優
みんなに、いじめられて…お、やに、ぼ、う…ｸﾞｽ…りょ、く…ｸﾞｽｯ…ふるわれてｯ……ｯﾋｯｸ
綺月先生
いじめられてたのか
綺月先生
暴力…虐待か
優
む、かしは…ふ、つう、だ、ったのに、ｸﾞｽｯ
綺月先生
苦しかったよな？
綺月先生
気づけなくてごめん
優
い、いんですっ…ぼ、くが…悪い、から…ｸﾞｽ
綺月先生
なにも、悪くないよ？
優
こ、う、やって、なく、のも…悪いって、わか、って、るんです…ｸﾞｽｯ
綺月先生
親に言われたのか？
優
は、ぃ
優
ぼ、く悪い、子だ、から…っておも、った、ら…うん、ざり、して、きて……ﾋｯｸ…そ、れで、死にたいっ、て、
綺月先生
……
綺月先生
そっか、もう、大丈夫だからな？
綺月先生
ほら、おいで？
優
で、もっ…ｸﾞｽ
綺月先生
いーから、ほら
ぎゅっ
優
せ、んせ…ｸﾞｽｯ
綺月先生
辛かったな。よく頑張った。
綺月先生
七海、俺のところ来るか？
優
ぇ？…だ、めで、す…め、いわく…かかる、し…
綺月先生
大丈夫だから、おいで？
優
い、いんです、か？
綺月先生
うん、もちろん
優
せ、んせ…っ
この時から僕は綺月先生の事が好きになってしまった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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