これは愛犬チノと 散歩していた時だった。
拓海
チノー
いつもの散歩ルートは 山の中。
朝早くから来ると 霧がすごい...
拓海の愛犬・チノ
ワン!ワンワンッ!
拓海
どしたー?
拓海
...チノ?
チノはひたすら 地面を掘っている。
拓海
まさかぁ?
拓海
お宝が埋まってるとか?笑
拓海の愛犬・チノ
ワンワンッ!
拓海
お!やっぱりお宝が!?
まるで...昔話に出てくる
ここほれワンワンを しているようで
「その時は」ウケた笑
でも...なんかおかしいんだ。
チノはなんか喰ってるし?
異臭がするし...
気がついたら...
拓海
え...チノ!?
拓海の愛犬・チノ
ハッハッハッハッ...
血まみれで。
拓海の愛犬・チノ
クチャクチャ...
拓海
あ...あぁ...ち、ち、チノ...
チノは埋まっていた ...食べていた。
埋まっていたのは
シタイだったんだ。
俺は...こう思った。
チノを山に放し、
ショクリョウをチノ自身で...
探してもらおうと。
リスクもあるよ。
生きている人間を...ね?
山の中は
キオツケロ