晴人
っ…
晴人
(流石妖怪最強の…)
??
人間にしちゃよくやった方ね
??
褒めてあげるわ
晴人
それは光栄です…
晴人
(吸血鬼……どうやって攻略すればいいんだ…)
??
そうそう、名乗るのを忘れていたわ
??
私は高貴なる吸血鬼の
イリーナ
イリーナ・スリュサレヴァ
晴人
イリーナ……えっと…
晴人
ス…なんたらこーたら
イリーナ
スリュサレヴァよ!
晴人
分かんないですよ…
晴人
とりあえずイリーナさん…
晴人
もう戦いは止めてゆっくりご飯でも食べながらお話しましょ?ね?
イリーナ
何甘い事言ってるのよ?
イリーナ
しっかり貴方を殺してあげるわ
晴人
そうですか…
晴人
(やばいな…零さんの保護結界破られちゃったし…)
晴人
(あと2発…いや3発で僕は…)
イリーナ
さあ…そろそろ楽にしてあげるわ
晴人
く…
零
何してるのよ
晴人
!零さん…
イリーナ
……ほう…
零
結界が破られたから見てこれば…
零
こんなロリに手こずってるなんてね
イリーナ
誰がロリよ!!
晴人
すみません…
美咲
あらあら、お嬢様と気が合いそうなお方
晴人
美咲さんも…
晴人
こんなかっこ悪い所見られるなんて…
美咲
そう?
美咲
貴方は凄く血が似合うわよ?
晴人
物騒な事言わないでくださいよ…
イリーナ
人間が増えたわね…
イリーナ
でもどうせ私には敵わないわ
イリーナ
そう、私は高貴なる吸血k
零
うるさい
再び自己紹介をしようとした彼女を零さんは一発で地面に埋めた
晴人
……嘘だろ…
零
まだまだ修行が必要ね、晴人
晴人
……はい…
美咲
容赦ないわねぇ…
美咲
地面にめり込む程のパワーって…
美咲
貴女お嫁に行きそびれるわよ
零
うっさいわ
イリーナ
く……っ…貴様ら…
零
はぁ…
零
晴人
晴人
?はい?
零
あとはいつものね
晴人
え、またですか?
零
折角そんな顔してるんだから
零
ちゃんと使いなさい
晴人
いや僕そんな顔良くないですし…
晴人
それに誰に対しても効く訳では…
零
あ?
晴人
すみません、すぐやります
説得をする時はいつも僕、顔を使えっていつも言われるけれど…
正直誰にでもこの方法が効く訳では無い…と思う
イリーナ
貴様ら…殺してやる…
イリーナ
この私をよくも…!!
晴人
…スゥ…ふぅ…
晴人
イリーナさん
イリーナ
…?
晴人
折角の可愛い顔が台無しです…
イリーナ
なっ…きゅ…急になんなのだ!
晴人
なので…争いはもうやめて
晴人
僕達と一緒にここに住みませんか?
イリーナ
……は?
イリーナ
なんで私が…
晴人
ここは全てを受け入れてくれる世界です
晴人
イリーナさんの全てを受け入れて
晴人
きっと大切なものが出来ますよ
イリーナ
……
晴人
どうでしょうか?
この世界に辿り着くのは大体が他の世界ではぐれ者にされていた者。
零
……
美咲
似たような境遇だった彼の言葉は重みがあるわね
零
…そうね
似たような境遇だった僕には、ここに来る人達の気持ちが凄く分かる
イリーナ
…本当か
イリーナ
本当に大切なもの…
イリーナ
と…友達…とか…家族…とか…
晴人
はい、もちろんです
晴人
僕にも出来ましたから!
イリーナ
…そう…か…
晴人
それに、イリーナさん凄く綺麗ですよね
イリーナ
…へ?
晴人
僕、イリーナさんともっとお話したいです…
晴人
ダメ…ですか?
イリーナ
なっ…
イリーナ
……
イリーナ
ま…まぁ…いいわよ…
イリーナ
ここに居てやるわよ!
まぁ、簡単に言うと僕の役目は「口説き役」なんですけど…
零
よしっ一件落着!
美咲
本当…よくやるわ…
美咲
でもまぁ、実質お嬢様もアレで落とされましたものね
晴人
(いやどんな方法なんだよこれ…)
晴人
もうちょっと事件名捻られただろ…
零
仕方ないわ、書いてる人が語彙力皆無なのよ