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アハハハハハ

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アハハハハハ

1 - アハハハハハ

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2019年10月22日

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小山 弥生

ッ!!!

体が宙に浮き、重力で下に落ち、 ドン!という音と共に跳ね落ちた。

お父さん

何で人様に迷惑をかけるんだ!!?俺の育て方を間違えたのか!?

小山 弥生

……違うの…っ、聞いて、お母さんがっ……

掠れた声で、抗議する。

お母さん

どうしていつも!!!

お母さん

どうしていつも私のせいにするのよ!!貴方のせいなのにっっ!!!!

頭を掻きむしり、わぁわぁと叫ぶお母さん。

私を蹴飛ばして『教育』する、お父さん。

この家庭は、1本ネジが足りない。

小山 弥生

ッ!!!あ゙っ!!

悲痛な叫びを漏らす。

お父さん

ははははっっ!!!出来損ないがでしゃばんなっ!!!

ドン!!バシッ!!バキッ!

小山 弥生

っ……あっ……ッ!!!!

もう叫びを漏らす元気も無い。

お母さん

……待って、そこら辺にして頂戴。

お父さん

あぁ?女が俺に逆らうのか?

お母さん

……そうよ、これ以上はあなたの道具が壊れてしまう。

お母さん

それじゃあ、溜まった鬱憤が次から晴らせないじゃない。

お父さん

……それもそうだ、行こう。

お母さん

えぇ……。

ドンドンと大きな音を立てて、階段を上るお父さんと、よろよろと弱々しく歩くお母さん。

そして、独り取り残された。

小山 弥生

……出来損ない……。

血がドバドバ出ている。痣は何個有るだろうか。分からないくらいだ。

血にそっと触れ、舐めた。血を。

小山 弥生

……美味しい……な。

そう声を出し、フラフラと自分の部屋へ行く。

小山 弥生

あぁっ…痛い……!!

部屋に帰るや否や、痛みを感じる。

小山 弥生

どうして、僕なの……?

つい僕と口から出てしまう。

私という一人称にしなさいと言われているのに…躾、られてるのに…な。

小山 弥生

あ……僕の、カッター…?

机の上に置かれていた、僕のカッター。

わからないけど、それを見ると落ち着く。

お母さん

ああああぁあああぁああぁぁっ!!!!!!!!!

キーンとする、叫び声が下から聞こえた。

小山 弥生

……お母さん…?

ザクッ

ザクッ

お父さん

お前が悪い!!!お前が悪い!!!

お母さん

はぁっ……ゴボッ

ドロドロに出たお母さんの血。

小山 弥生

──────何、しているの……ッ、?

見るとお父さんは、僕のカッターを握っていた。

小山 弥生

え…ソレ、僕のカッター…だよ、お父さ…

お父さん

ミタナ

お父さん

見たんだな?

殺し終わったのか、クルリとこっちを向くお父さん。

小山 弥生

え……やめてっっ!!!

バッと、お父さんが僕に掴みかかる。

お父さん

お前のせいだぞ、イカれた女も。

カッターを振り上げた。

小山 弥生

────────ッッ!!!!!

僕は、カッターを奪った。

お父さん

ッ!?やめろ、何をするんだっっ!!!

ザクッ

お父さん

───────カハッ

口から出た血が、僕にかかる。

お父さん

あ゙あ゙…ッ!

何度も振り上げて下ろすうち、何も喋らなくなったお父さん。

小山 弥生

あハッ、アハハハハハ!!!

狂ったように喚いだ。喚かずにはいられなかった。

小山 弥生

殺してやった。死んで欲しかった母さんと父さんを!!

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

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