裏門の通路にて>> 銀色ネズミは突進した!
内壁の中の登りの一本道、 出口で敵が待ち受けているに違いない。 銀色は背の『瑠璃燕』に手を掛け、 猪突の如く、 勢いで2階に飛び出した。
待ち構えてた門番らはヘアピンを抜刀した!
宙でツバメの如く翻った直後、 瑠璃色の太刀筋が光った・・
次いで登って来た杏色ネズミ。 抜刀し、 残りの門番と対峙した。
杏色
ネズミ盗賊団・門番
門番は斬りかかってきた!
杏色は『瑠璃双葉』を連ねる鎖で、 相手のヘアピンを受け止めると、 勢い刀を振り下ろす・・!
門番は呻いて倒れた。
最後に登って来た墨色ネズミ。 慣れない動作で抜刀すると、 残りの門番を挟み込んだ。
手練の銀色、 気迫の杏色・・・・・・・
門番らは一斉に決意を固め、 墨色に斬りかかった・・!
墨色は、日々の配達の杵柄、 荷物を担ぐ要領で『瑠璃百足』を振り上げると、 力一杯薙ぎ払った。
敵は皆吹き飛んだ・・
銀色
杏色
2匹は墨色ネズミに駆け寄った。
墨色
墨色は分厚い『瑠璃百足』をまじまじと眺めた。 銀色はその肩をポンと叩き、
銀色
3匹は 上階に登る、次の門の扉を開いた。
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