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怖いけど、続きが気になります!! マナカは、味方なんでしょうか!?
茸里村恐るべし…!!!
洋平
祐太
洋平
洋平
祐太
薄暗い森の中にスーッと 一本道が伸びている
その先に鳥居と祠(ほこら)の ようなものが見えた
洋平
祐太
祠はとても古く、 何かのお札がいたる所に貼られていた
祠の後ろには竹で作られた高い塀。 何かを取り囲むように 左右に伸びている。
祐太
洋平
祠の真後ろの塀に しゃがんでようやく入れるほどの 小さな扉があった
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
“茸里村”
祠に釘で取り付けられた 表札のような板に そのように書かれていた。
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
洋平
「ぎゃあアァァアアァア!!!!!!!」
祐太
洋平
祐太
洋平
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
祐太
洋平
俺たちは小さな扉を蹴破って、 塀の中へ進んだ
塀を蹴破り少し森を進むと、 木造の古い家屋が並ぶ村に辿り着いた
俺たちは小屋の影に隠れ、 村の様子を伺っていた
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
祐太
洋平
祐太
隠れていた小屋の裏口を探し ゆっくりと扉を開ける
洋平
洋平
祐太
洋平
洋平は恐る恐る扉を開けた。 だが中は真っ暗で何も見えない。
祐太
洋平
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
洋平はライターをつけた
洋平
祐太
洋平
祐太
俺たちは驚きと恐怖のあまり 腰が抜けその場に尻餅をついて 倒れ込んでしまった
ライターで照らされたその部屋には
人間の顔から剥いだ皮が 大量に吊るされていた
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
俺たちはとっさに 積まれた木材の影に隠れた。
間一髪、小屋の扉が開いた。
朱理
友子
朱理
友子
朱理
友子
朱理
友子
友子
俺たちは焦りのあまり、 顔の皮が吊るされていた部屋の扉を 開けっぱなしにしていた
朱理
友子
朱理
友子
友子
朱理
友子
友子
朱理
友子
朱理
友子
朱理
友子
朱理
友子
友子と朱理は深夜の お笑い番組を見ているかのように 笑っている。
大量の剥いだ皮を背景に 2人の女性が笑うその光景は 異様以外の何ものでもなかった。
朱理
友子
朱理
友子
友子
俺と洋平は顔を見合わせる。 相手は女性とはいえ 何をしてくるかわからない連中だ。
今まで味わったことのない 恐怖が押し寄せる
友子
朱理が炭置き場の後ろを覗く
朱理
友子
朱理が部屋の奥を調べる
朱理
俺達はいつ見つかっても おかしくないこの状況で 自分の鼓動を抑えることに必死だった
友子と朱理に 鼓動が聞こえてしまうのでないかと 思うほど心臓が暴れていた
友子
友子
息を殺す。 鼓動がさらに早まっていく。
朱理
朱理がこちらに向かってくる
相手は女性だが、この際仕方ない。 朱理を押しのけて部屋から逃げようと 足に力を込めた。
洋平とアイコンタクトをし、 2人で一斉に立ち上がろうとした その瞬間…
ゴーン、ゴーン、ゴーン
朱理
友子
朱理
吊るされていた皮を1枚手に取り 部屋を出る友子と朱理
足音が聞こえなくなった。 それまでピンと張っていた糸を ハサミで切ったように 一気に緊張感から解放された
洋平
祐太
洋平
祐太
洋平
洋平
祐太
祐太
洋平
祐太
洋平
祐太
祐太
祐太
洋平
祐太
祐太
洋平
祐太
祐太
洋平
涙が溢れた。
愛していた真菜香は偽りだったのか。 出会ってからの全ての思い出は 村におびき寄せるためだったのか。
今までの情報を元にすると 騙されていたと認めざるをえないが、 どうしても信じたくない自分がいた
洋平
洋平は力の抜けた俺を 支えながら部屋を出た