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これは、おじさんの経営するホテルに泊らせてもらった時の話です。
おじさんの経営するホテルは 大学生には泊まれない様なお値段のところでした。
ここに泊まれたのも 私とその友人を 特別に 安い値段にしてくれたからでした。
女3人で部屋でお酒を飲みながら、 他愛も無いことを話していると、 友人が ふとこんなことを 言い出しました。
莉子
愛菜
愛菜
凛
酔いに任せて皆がその意見に賛成して、言い出しっぺの凛が絵画を外しました。
凛
愛菜
絵画の裏を見た瞬間に、私達は酷く後悔をしました。
そこには、無数に貼られた御札があったのでした。
酔いが覚めていくのが、自分でもわかりました。 それは、隣に居る友人たちも同じだったようです。
その時でした。
《ピンポーン》
あまりに急な音にびっくりして、 私達は小さく悲鳴を上げて部屋の隅でガタガタと震えていました。
暫くの沈黙の後に、また呼び鈴がなりました。
そして暫く後に、また、一回。 そして、また一回。 間隔はどんどん狭まり、 狂った様に呼び鈴が連打されました。
莉子
莉子が怒りながら、勢いよくドアを開けました。
そこには、誰もいませんでした。
私達は悲鳴を上げて泣き、 3人で布団にくるまりながら朝を迎えました。
こんな所に長くはいられないと、私たちは早朝にチェックアウトしました。
私たちが帰ろうとすると、誰かが声を掛けてきました。
それはおじさんでした。
愛菜のおじさん
急に泣き出した私を見て、おじさんはびっくりした様でした。
泣きながら夜あったことを話すと、おじさんは頭を下げてこう言いました。
愛菜のおじさん
愛菜のおじさん
私たちはその話を聞いて安心し、 顔を見合わせて笑い出しました。
愛菜のおじさん
おじさんはそう言うと、遊園地の無料チケットをくれました。
帰り道、チケットを友人と分け合う時におかしな事に気付きました。
チケットが1枚、多いのです。
しかし私たちは笑いました。
お茶目なおじさんのことです、これも仕込みなのでしょう。
その時です。
スマホが鳴ったのです。
愛菜の母
通話
00:00
愛菜の母
愛菜
愛菜の母
愛菜の母
愛菜
愛菜の母
愛菜の母
愛菜
ツバを飲み込む音が自分の中で響くのが、分かりました。
愛菜の母
愛菜の母