🍓👑リアル鬼ごっこ【完結】

なんで君もいるの……

さと君だけじゃない…

僕の大切な人

高い声が嬉しいさを含んでもっと高く弾んだ声に変わる

ビクッ

コロさん あナタはその子とデキマせんヨ

さと君とりぃ君が繋げた

同じじゃない…

あれはさとくんの称号あってのものだ

ころサン？

言ってはイケマセンよ

ぷーたろー？

ナルホド 偽のステータスをツタエルのデスね

ビビー！！

デキマセン

ビービービービー

コロさん 逃げテクダサイ

鬼が出現しましたぁ！

皆さ〜ん？

鬼ごっこ！！

スタートです！！

さとサン 逃げテクダさい

リィさん 逃ゲテクダサイ

同時に鳴った

僕にも聞こえる位で

あれ？

僕は少し早かった…

それに2人は 気づいていなかったような

守護者の祝福デスね

早く逃げマショウ

まってクダサイ

鬼かチカクニいます

さとくんの口を手で抑える

鬼の向こう側ニアル 街頭に石をアテテクダサイ

大丈夫デス

大丈夫デス

カランコエが2回繰り返した

信じていない訳では無い

でも今は守らなきゃいけない 存在がいる

失敗なんてできない

あの鬼がどいてくれなきゃ僕らは 動けない

もしあの鬼がこっちに向かってきたら

2人とも助けられる自信が無い

グッ

近くにあった石を握る

鬼はフラフラ歩いている

鬼と街頭が重なっていないときが 難しい…

でもやるしかない！

石をもった手を大きく振りかぶった

カンッ

僕の投げた石は向こう側の街頭に 当たって音を立てた

僕は立っていて多分鬼からも 見える範囲にいる

だけど

鬼が向かったのは街頭の方だった

そして街頭をガンガンッと音を たてながら叩いていた

よかった…

僕の場合は守護者の祝福が 働いているんだと思う

でもバレる訳にはいかない

嘘つきで…ごめんね？