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ご令嬢の姿が綺麗に見えたけどすぐに目線を逸らしてしまった、ってことは本当に貴族に興味がないんだね……😳😳 確かに貴族が集まる場所って豪華だけど、ピリッとした変な空気があって息が詰まりそうなイメージ……だから語り手さんも憂鬱な気持ちになったんだろうな…… その後、ご令嬢と語り手さんの間に何が起きたんだろ……🙄💭
むせかえるような
人と、香水
話し声
全てを受け入れようとすると
酷い、吐き気を追われた
全く、お貴族様の考えることなんて理解出来ねぇな
そんなことを思いながら、食べたくない食事を胃の中に押し込む
気持ち悪さが増した……気がして、憂鬱になった
頭の中で愚痴を零していたら
周りが静かになってきて
それに、違和感を覚えた
みんなの視線の先には
柔らかいカーペットを
我がものとして、ヒールで踏みつけるご令嬢がいた
凛とした顔に
伸びた背丈
扇子で口を覆う仕草が、とても綺麗で
それと同時に
張り詰めた、糸のような人
こりゃまた綺麗な人だな
そう思って、視線を逸らした
人生そのものに緊張してる人は珍しいな
そんな、感想しか出てこなかった
故に、気が付かなかったのだ
そのご令嬢の視線が
こちらに向いていることを