主
主
主
主
結月
そう言われて私はほんの少し 驚いた
百叶
私はそう聞いたの
結月
百叶
結月
貴方はそう言った
百叶
結月
答えてよ
百叶
百叶
私はそう言って貴方の元から 離れた
結月
百叶
いうの
つい私はポロリと疑問を口に した
百叶
百叶
母
呼ばないで
母
百叶
分かりません
母
母
母
百叶
死んでしまったの、?
母
母
言っていたの。
母
周りからの視線が痛かった
母
先に帰ることになったのよ
百叶
百叶
父
百叶
信号機が青から赤に変わった ことに私は気づかなかった
百叶
父
百叶
キキーッと車が音をたてたのを 私は聞いた
驚く間もない瞬間に私のせいで お父さんは死んだ
百叶
百叶
百叶
父
父
百叶
母
百叶
百叶
"知らない"
母
お母さんと呼ばないで
百叶
バタンと扉を閉めてお母さんは 部屋から出ていった
百叶
百叶
百叶
百叶
結月
百叶
いるの、?
結月
百叶
百叶
結月
百叶
結月
結月
百叶
百叶
結月
お昼のことってなんなの、 私知らない
結月
百叶
百叶
結月
1つ知れた
結月
そう言い、貴方は笑った
百叶
結月
百叶
結月
結月
結月
百叶
百叶
百叶
百叶
結月
結月
百叶
結月
そんな訳ないじゃん
虐められて脅されて
だから許して?そんなの 私は知らない
私は貴方と仲が良いなんて 1度も本当は思ったことなんて
ないんだよ
百叶
結月
あーぁ、飽きたなぁ
貴方にも、お母さんにも家にも学校にもこの世界にも
ある日、貴方と私は一緒に 学校から帰ってた
百叶
結月
そんな特に意味のない話をして
笑って
信号を渡ったの
いきなり車が突っ込んできて
貴方めがけて
結月
百叶
結月
助けたのっ‼
結月
百叶
通行人
通行人
通行人
もうなんにも感じない
ねぇ、どうして貴方は泣いてるの
どうして私はどうでもいい 貴方を庇ったの
結月
結月
あるんだよ!
嗚呼、そっかそおゆうことか
今分かった
これが
"好き"
なんだね
百叶
結月
結月
結月
結月
百叶
結月
貴方はなにも、
結月
結月
結月
結月
百叶
百叶
結月
結月
母
結月
結月
母
馬鹿ねぇ…
百叶
母
母
ごめんね、
母
百叶、あんたのこと愛してる
百叶
百叶
百叶
父
馬鹿な奴だなぁ、
父
父
百叶
今まで泣けなかった
でもこの時は自然と
涙が溢れた