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白石 翠
今日から入学
少しドキドキしながらも靴を履き
家を出る
烏野高校の校門の前で、私は足を止めた。
白石 翠
思わずこぼれた独り言。 テレビで、写真で、何度も見たはずの校舎なのに、実際に立つと全然違う。
白石 翠
今日から、私の“青春”が始まる場所。
バレー経験は、ゼロ。 でも、兄がバレーをしていて、家で試合の映像を見るのは昔から大好きだった。
コートの中で必死に走る選手。 ベンチやコートサイドで、それを支える人たち。
いつの間にか、 「プレーするより、支える側になりたい」 そう思うようになっていた。
だから、決めている。
烏野高校に入ったらーーーー
排球部のマネージャーになる。
少し緊張しながら、校舎に入る。 上履きを履いて、廊下を進む。
白石 翠
1年1組。
扉の前で一瞬だけ立ち止まって、 小さく息を吸ってから、教室に入った。
白石 翠
また声に出ていた。
教室はもうほとんど席が埋まっていて、 ざわざわした空気が、いかにも“高校生”って感じで。
黒板の横に貼られた座席表を見る。
「白石 翠」
白石 翠
窓側、前から二番目。
席に向かうと、すでに隣には男の子が座っていた。 オレンジ色の髪で、落ち着きなくきょろきょろしている。
私が椅子を引いた音に気づいて、その子が振り向いた。
???
白石 翠
白石 翠
日向 翔陽
太陽みたいな笑顔に少し驚く
白石 翠
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎
先生が入ってきて、ホームルームが始まる。 校則の説明、行事の話。
真剣に聞こうとしているのに、 隣から時々、そわそわした気配が伝わってくる。
日向 翔陽
小声で話しかけられて、びくっとした
白石 翠
日向 翔陽
白石 翠
白石 翠
日向 翔陽
日向くんが勢い良くこっちを向いた
白石 翠
日向 翔陽
白石 翠
日向 翔陽
“同じ”。
その一言が、少しだけ友達ができたみたいで嬉しかった
白石 翠
日向 翔陽
そのあとも、先生に見つからない程度に小声で話した。 中学のこと。 どうして烏野に来たのか。
日向くんは、話しているだけで元気を分けてくるみたいな人だった。
白石 翠
放課後
日向 翔陽
当然みたいに言われて、私は小さく頷いた。
体育館の扉を開けた瞬間、 ボールの音と、掛け声が一気に耳に飛び込んでくる。
白石 翠
また独り言。
プレーする側じゃない。 でも、この場所に立ちたかった。
コートの外から、 必死に走る背中を支える人になりたい。
その時、隣で日向くんが言った。
日向 翔陽
その背中を見ながら、思った。
――この人を、 このチームを、 コートの外から全力で支えたい。
それが、私の夢の青春ライフの始まり。
日向 翔陽
日向 翔陽
???
日向 翔陽
……ただし。
この先、こんなに慌ただしくて、 騒がしくて、 胸がいっぱいになる日々になるなんて。
その時の私は、まだ知らなかった。
︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎
ここで終わりです
もうすぐ新学期で忙しいので
不定期投稿になると思いますが
待っててくださると嬉しいです
それでは。
コメント
2件
きゃほー!翠ちゃん絶対可愛い… 私も日向と同じクラスになりたかっt((( しゃちです!新学期頑張りましょー!💪🔥