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その背中を、コートの外から

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その背中を、コートの外から

2 - ここが私の“青春”が始まる場所。

♥

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2026年01月07日

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白石 翠

いってきまーす

今日から入学

少しドキドキしながらも靴を履き

家を出る

烏野高校の校門の前で、私は足を止めた。

白石 翠

わ、すっご、、

思わずこぼれた独り言。 テレビで、写真で、何度も見たはずの校舎なのに、実際に立つと全然違う。

白石 翠

ここが、烏野高校、!

今日から、私の“青春”が始まる場所。

バレー経験は、ゼロ。 でも、兄がバレーをしていて、家で試合の映像を見るのは昔から大好きだった。

コートの中で必死に走る選手。 ベンチやコートサイドで、それを支える人たち。

いつの間にか、 「プレーするより、支える側になりたい」 そう思うようになっていた。

だから、決めている。

烏野高校に入ったらーーーー

排球部のマネージャーになる。

少し緊張しながら、校舎に入る。 上履きを履いて、廊下を進む。

白石 翠

靴箱〜あ、あった

1年1組。

扉の前で一瞬だけ立ち止まって、 小さく息を吸ってから、教室に入った。

白石 翠

わぁ……

また声に出ていた。

教室はもうほとんど席が埋まっていて、 ざわざわした空気が、いかにも“高校生”って感じで。

黒板の横に貼られた座席表を見る。

「白石 翠」

白石 翠

あ、あった

窓側、前から二番目。

席に向かうと、すでに隣には男の子が座っていた。 オレンジ色の髪で、落ち着きなくきょろきょろしている。

私が椅子を引いた音に気づいて、その子が振り向いた。

???

あ、隣?

白石 翠

う、うん!そう!

白石 翠

白石 翠です

日向 翔陽

俺、日向 翔陽!よろしく!

太陽みたいな笑顔に少し驚く

白石 翠

よろしくねひなたくん

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎

先生が入ってきて、ホームルームが始まる。 校則の説明、行事の話。

真剣に聞こうとしているのに、 隣から時々、そわそわした気配が伝わってくる。

日向 翔陽

なぁ、白石

小声で話しかけられて、びくっとした

白石 翠

ん?なに

日向 翔陽

部活もう決めてる?

白石 翠

え、あ、、うん

白石 翠

排球部のマネージャーになろうと思ってる

日向 翔陽

えっ!?ほんと!?

日向くんが勢い良くこっちを向いた

白石 翠

うん?

日向 翔陽

俺も排球部!バレー部!

白石 翠

え、そうなの?

日向 翔陽

うん!同じじゃん!

“同じ”。

その一言が、少しだけ友達ができたみたいで嬉しかった

白石 翠

なんか安心した

日向 翔陽

だよな!俺さ、バレーめっちゃ好きなんだ!

そのあとも、先生に見つからない程度に小声で話した。 中学のこと。 どうして烏野に来たのか。

日向くんは、話しているだけで元気を分けてくるみたいな人だった。

白石 翠

、ほんと、太陽じゃん

放課後

日向 翔陽

一緒体育館行こーぜ!

当然みたいに言われて、私は小さく頷いた。

体育館の扉を開けた瞬間、 ボールの音と、掛け声が一気に耳に飛び込んでくる。

白石 翠

へ、すご

また独り言。

プレーする側じゃない。 でも、この場所に立ちたかった。

コートの外から、 必死に走る背中を支える人になりたい。

その時、隣で日向くんが言った。

日向 翔陽

なあ白石、俺さ――
このチームで、もっと上行きたいんだ

その背中を見ながら、思った。

――この人を、 このチームを、 コートの外から全力で支えたい。

それが、私の夢の青春ライフの始まり。

日向 翔陽

っておい!!なんでお前がここに、!!

日向 翔陽

〜〜〜〜〜〜!

???

〜〜〜〜〜〜

日向 翔陽

〜~~~!

……ただし。

この先、こんなに慌ただしくて、 騒がしくて、 胸がいっぱいになる日々になるなんて。

その時の私は、まだ知らなかった。

︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎

ここで終わりです

もうすぐ新学期で忙しいので

不定期投稿になると思いますが

待っててくださると嬉しいです

それでは。

その背中を、コートの外から

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コメント

2

ユーザー

きゃほー!翠ちゃん絶対可愛い… 私も日向と同じクラスになりたかっt((( しゃちです!新学期頑張りましょー!💪🔥

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