テラーノベル
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動画と写真が送られてから、クラスLINEは完全に張り詰めた空気だった。
既読23
全員がスマホを握ったまま、画面から目を離せない。
紗奈
既読23
紗奈
既読23
その瞬間、クラスの空気が変わった。
美咲
既読23
誰も口に出せずにいたが、ついに1人が小さな声でつぶやいた。
陽奈
既読23
全員がスマホを握った手の力を強める。
息が止まったように沈黙する。
健太
美咲
陽奈
既読23
その時、紗奈からまたメッセージが届いた。
紗奈
既読23
紗奈
既読23
文字だけなのに、全員の胸がぎゅっと締め付けられる。
誰もがあの日のことを思い出す。
・教室の隅で机を叩かれ、笑われていたこと ・誰も助けてくれなかったこと ・その日の最後、紗奈が1人で泣いていたこと
大翔
既読23
全員がスマホを握りしめながら、罪悪感と恐怖が入り混じる瞬間。
紗奈の事故は、ただの不幸な事故じゃない。
それは、クラスメイト全員が関わっていた日常の小さな残酷さの結果だった。
紗奈
既読23
紗奈
既読23
その瞬間、全員が気づいた。
紗奈は、LINEや写真、動画を通して、過去の秘密と罪悪感を現実に引きずり出しているのだと。
そして、恐怖はただの恐怖ではなく、自分たちが作り出したものであることを、全員が理解した。
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