ある日、いつもより体調が良く、僕は僕のクラスで授業を受けることになった。
彼と一緒に授業が受けられるんだと思って、わくわくしていた。
そわそわしながらそっと教室に入ると、窓側の席に人がたくさん集っているのが見えた。
その真ん中には彼の姿があって、他の子と楽しそうに笑っていた。
フェリシアーノ・ヴァルガス
ルートヴィッヒ
アーサー・カークランド
フランシス・ボヌフォワ
アーサー・カークランド
アルフレッド・F・ジョーンズ
王耀
王耀
本田菊
王耀
本田菊
やっぱり、キクくんは人気者なんだな……
そりゃあ、そうだよね。
僕なんかを気にかけてくれる優しい子だもの。
みんな、大好きだよね
少ししょんぼりと気分が落ちた僕は、僕の名前が書いてある机に向かう。
座ろうとした時、
本田菊
と、キクくんが立ち上がった。
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
少し駆け足で、彼はやってくる。
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
ふにゃ、とやわらかく彼は笑った。
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
茶色っぽい髪をした少年は、ふにゃふにゃとした雰囲気で彼に抱きつく。
本田菊
本田菊
友だち……
その言葉が妙に頭の中に響く。
フェリシアーノ・ヴァルガス
本田菊
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
イヴァン・ブラギンスキ
フェリシアーノ・ヴァルガス
イヴァン・ブラギンスキ
少し冷たい態度だったけど、話せただけでもよかった。
これも全部、彼のおかげだ。
彼がいなければ、僕はきっと“友だち”なんてできなかっただろうな……
それから特に体調が悪化することなく、僕らは中学生になった。
中学校に上がると、小学校の人たちだけでなく、他の小学校からも人が来て、僕はなんだか人に酔ってしまいそう。
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
彼は最近、僕の体調を心配してくれる。
たしかにいつ倒れちゃってもおかしくないくらい、不安定な日もあるけど、
それでもあの体の弱い僕じゃない。
それに、少しでも彼にかっこいい姿を見せたかった。
そのために少しだけ鍛えてみたんだから。
フェリシアーノ・ヴァルガス
また、フェリシアーノくんが廊下を走ってくる。
本田菊
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノくんは相変わらずだ。
いつものおちゃらけ具合はどこにいても変わらない。
変わったところなんて見つからない。
むしろ変わったと言えば、彼の方だ。
彼は最近、フェリシアーノくんを、“フェリくん”なんて呼ぶようになった。
僕なんてまだイヴァンさん、なのに。
羨ましくて仕方がない。
それは僕も相変わらずだ。
王耀
王耀
本田菊
ちなみに、王くんは僕たちの一個上である。
なぜ一つ前の説明で同じクラスにいたのかというと、ただ単に不法侵入しただけだという。
あの後、王くんが教室から出て行って驚いたことを覚えている。
本田菊
王耀
本田菊
王耀
ふと、目が合う。
王耀
イヴァン・ブラギンスキ
王耀
本田菊
フェリシアーノ・ヴァルガス
イヴァン・ブラギンスキ
王耀
と、いうと、どこから出したのかわからない量の教材を僕の腕の中に置いた。
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
本田菊
王耀
王耀
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
フェリシアーノ・ヴァルガス
コメント
5件
初コメ失礼します! イヴァンが少し控えめ?的な強くでられない感じが凄く好きです!続きが見たくなってしまいます✨ これからも頑張って下さい!勝手ながら応援させて頂きます🙇
うわーー見るの遅れましたが続きが早く見たいです!✨️