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よく考えてみれば、わかる事だった
「どうしてそんなに回りくどい言い方をするのか」
その純粋な疑問に、刺された気がした
好奇心から来るのだと分かっていても
棘が強くて、じんわりと痛かった
それ故に、答えを渋った
……でも、知るべきだと思った
なにせメシン様は
4代目沙羅家の巫女
知る権利は、ある
風魔
風魔
覚悟を決めろ、風魔
…いや、本当に?
本当に話していいのか?
それは、巻き込むことになる
それでも?それを背負っても?
ぐるぐる、ぐるぐる
思考だけが、無駄に回る
そうしているうちに
メシン
メシン
メシン様の言葉で
現実に戻ってきた感覚がした
風魔
決めろ、覚悟を
話すのだ、巫女様のことを
それは、巫女様の覚悟の表れだから
…考えを変えるな
巫女様の意思に、泥を塗るな
……巫女様
勝手な判断を、お許しください
風魔
風魔
メシン
メシン
メシン
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
メシン
メシン
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
メシン
風魔
風魔
風魔
メシン
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
…耳を、疑った
2代目様と、太陽の神の使い様
お2人は、とても仲が良く
未門様は沙羅家で唯一許嫁登録されてる人だ
……言い方を変えてしまえば
……お2人は、恋人同士だったのだ
その、おふたりが
亡くなって、転生して、敵対?
なにが、どうなって?
メシン
風魔
メシン
メシン
メシン
風魔
風魔
風魔
メシン
風魔
風魔
風魔
風魔
メシン
メシン
声が、震える
沙羅家2代目巫女、沙羅桃香様
この目で見ても、特別な方だと分かった
そんな方が、あっさり死ぬことを受け入れる?
ありえない
だって、あの沙羅家だ
なんでそんなに……?
母様もボクも、負けず嫌いの諦めるの苦手な性格だ
2代目様だって……!
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
風魔
メシン
メシン
メシン
いや、待てよ
もしこの性格が、クルト様の受け売りだったら?
全てが、狂う
メシン
メシン
風魔
風魔
風魔
風魔
メシン
メシン
風魔
風魔
メシン
メシン
メシン
風魔
風魔
風魔
メシン
メシン
風魔
メシン
メシン
メシン
メシン
メシン
メシン
メシン
メシン
メシン
風魔
風魔
風魔
風魔
メシン
メシン
風魔
風魔
そう言葉を交わして、歩き出した
2代目様である、桃香様
歴史に残る、神の使い
……でも、なんだか違和感だ
この世界、自体が
なぜ、そんなことを?
そう、深く考えようとした瞬間
「こっちに来ちゃダメだよ」
そんな声が聞こえた気がして、辞めた
その後、夕方まで探しても見つからず
大人しく沙羅家に帰ることにした
次に行く場所は、大地の大陸
そう2人で、話して決めた
その時間が、ただ穏やかだった
…まるで、嵐の前の静けさのように