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隆志
ねぇねぇ、有菜。
有菜
何？
隆志
唐揚げ作ってーー！
有菜
いいよー。
隆志
あっ、作り方教えて？
有菜
まだ、速い。
隆志
えー、なんでー。
家
有菜
作ってきたよー。
隆志
おっ、サンキュー！
有菜
どうぞー！！
隆志
上手い。
隆志
どこの、鶏？
有菜
あー、これ。鶏じゃないよー。
隆志
はっ？
隆志
あっ、豚？
有菜
違う。
隆志
牛。
有菜
違う。
隆志
えっ、あと何ある？
有菜
だから、人だよ。
隆志
はい？なに言ってんの？
隆志
あっ、今日はエイプリルフールだ。
隆志
だからかぁ。
有菜
違うよ。
有菜
もう、エイプリルフールは終わったよ。
隆志
えっ。
有菜
だから、一回嘘ついたでしょ。
有菜
だから、これは嘘じゃないよ。
隆志
イヤイヤ、なに言ってんの？
隆志
なら、誰の肉なんだよ！
有菜
えっとね、通りかかった青年。
有菜
美味しいでしょ‼
隆志
食べない。
有菜
えー、食べてよー。
隆志
あと、出てけ！
有菜
そんなこと言うなら、隆志のことも、唐揚げにしてあげるよ‼
隆志
できるわけないやん。
有菜
それは、どうだろう？
グサッグサッグサッグサッ！！
有菜
オッケー！！じゃあ食べよー
有菜
次は、誰に
有菜
し、よ、う、か、な、ぁ、ー
終わり
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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