〜彩莉 side〜
凪沙と教室まで来て、それぞれ席に 着いて、カバンを机の横にかけた
クラスメイト
ふと、クラスメイトの女の子に 話しかけられる
クラスメイト
って、先生から呼び出し?
彩莉
教えてくれて子にお礼を言ってから、 席を立って教室を出た
廊下を歩いて、職員室に向かう
彩莉
反対側から歩いてきてるのって、 もしかして真冬?
……うん、背が高くて白髪だし、 真冬で間違いない
このままだと、すれ違うけど……
真冬
全く目も合わせずに、他人の様に 通り過ぎ去られてしまった
周りに人はいないのに
彩莉
彩莉
わざと口にして、 落ち込んでいる気分を紛らわす
そういえば、なんで 呼び出されたんだろう
怒られる様なことは、 してないと思うけど……
そう思いつつ、職員室に向かった
真冬
職員室に着いて、 控えめにドアをノックする
彩莉
担任
声のした方を向くと、担任の先生が 手招きをしているのが見えた
開けたドアを閉めてから、 その先生の場所まで行く
彩莉
担任
そう言って差し出されたのは、 私の生徒手帳だった
いつの間に落としてたんだろう……
担任
彩莉
先生に謝罪とお礼を言って、 その場を去る
元来たドアから職員室を出て、 廊下を歩き始め──
???
……ようとしたところで、 突然背後から声をかけられた
彩莉
歩こうと前に出していた足を戻して、 後ろを振り向く
と、春舞じゃない制服を着てる、 私より一つ下くらいの女の子がいた
けどこの子、 どこかでみたことある様な……?
???
???
相川真冬……間違いなく、 真冬のことだ
彩莉
他校の子のはずなのに、どうして 真冬のことを知ってるんだろう
???
真冬
ふと私の後ろから、女の子の話を 遮って、私達の間に割って入ってきた ……真冬
彩莉
それに、この子と知り合いっぽい 感じだし……
九葉
真冬
いつになく冷たい、真冬の声
けど、相手の女の子……九葉ちゃん は、それに屈していない様子
九葉
真冬
彩莉
九葉
それなら尚更、なんでここに……
九葉
九葉
後ろを振り向きかけた九葉ちゃんが、 ふと、ぴたりとその場で立ち止まる
九葉
私達の方を振り返って、 そう聞いてきた
彩莉
真冬
私の言葉を遮って、 真冬に口を挟まれる
真冬
彩莉
九葉
九葉ちゃんも返答が予想外だった らしく、びっくりした顔をしてる
真冬
彩莉
何年振りかの会話に少し感動して いると、真冬に腕を掴まれて、 そのまま引っ張られてしまった
そのまま階段を登っていって、 教室のある階を素通りしてしまう
真冬
彩莉
授業に出ないって、 それサボりってこと!?
彩莉
真冬
真冬
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
椛高は青ブレザーに緑リボンorネクタイ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ