待田無夫
やあ、ここ、君が育った場所らしいね
加茂野理工
えぇまあ
待田無夫
最初の殺しもここかい?
加茂野理工
はい、13歳の頃ですよ、忘れもしません
加茂野理工
いやぁ懐かしいな、座礁したおじさんの頭に持ってた槍を刺したんですよ
加茂野理工
刺したっていうか、刺さるように仕掛けたんです
加茂野理工
面白くないすか?
待田無夫
ふむ、それが全ての始まりなんだがね
加茂野理工
え
待田無夫
あ、メスを借りるよ
加茂野理工
あぱ
待田無夫
そのおじさんとやらは、私の弟子の一人だったようでね
加茂野理工
あがっ
待田無夫
実質、君が「ツァーリスケアクロウ」みたいなことが分かったよ
加茂野理工
がはっ
リウ
まさかの加茂野理工さん(一話目参照)
待田無夫
第一発見者の加茂野侘美さんからも聞いたら白状したよ
リウ
まあ、あれですね、悲しい話ですよね
待田無夫
そうだな