澪彩
……
私は、テストを解いていた
ただのテストではない
入学試験だ
澪彩
(どうしよう…わかんない…)
澪彩
(受からなかったらどうしよう…)
澪彩
(せっかく志望校のランク落としたのに…)
その時の私は、得意だった数学でさえ解ききれず、自信を無くした
澪彩
(受からなかったら…どうしよう…)
私立試験は2校とも合格はしているが、金銭的理由で行かせてもらうことは出来ないと言われていた
そして1週間後
合格発表だ
澪彩
(私の番号は89)
澪彩
(自信はない…)
そして、人が空いてきて、ついに合格者が見えるようになった
すると…
83 84 85 86 88 89 90
澪彩
……!
澪彩
……?
あることに一瞬驚きを覚えたものの、実感がなく、自分が本当に89番なのか疑問に思った
そして受験票を取りだし、自分の番号を確認した
澪彩
(あ、89だ)
そして合格者一覧を見る
澪彩
(……89)
そしてまた受験票を見る
澪彩
(……89)
そしてまた合格者一覧を……という行動を計3往復した。
澪彩
(わぁ、合格だぁ)
澪彩
(実感ねー…)
これが私の受験のお話だ








