いやー
遅れてすみません((
活休中もそーだったんですけど
こんなことになったら誰だって 慌てて書き始めますよね☆((
私、全ての通知5度見しましたもん
全話♡2000超えたし、
#11なんて♡6000ですよ?
ひっくり返りますよ(?)
♡押してくださった方々 感謝ですっ!!🥹🥹🥹
そーゆーことなんで
さっそく書いていきます☆
れっつごー
ころんと別れてから、
ずっとモヤモヤを抱えたまま 授業を受けた。
そして、放課後
スマホにころんからのメッセージが 来たかと思ったら
『今日は実行委員の仕事で遅くなるので翔太の迎えをお願いします』
だなんて、あっさりした1文だけ
今頃、ころんはあの『るぅと』とかいう
腹黒そうな男と一緒だと思うと俺は
たまらなくなる。
わがままだってわかってるけど
あんな男と一緒にいてほしくない
けど、ころんを困らせたくない
2つの感情が
脳内をぐるぐる巡ってるのに
ゲームになんて集中できるわけない
翔太
と、隣で喜ぶ翔太を横目に俺は
さとみ
と、ため息をつく
俺のゲーム画面に表示された
『Game over』
の文字
これで2勝13敗の コールド負けだった
翔太
隣で俺の服の袖をぐいぐい引っ張りながら
翔太がゲームの続きを催促してくる
ちょうど画面の左上に
時刻が表示されてるのが見えた
もう6時過ぎ
なのに、ころんは帰ってこない
時刻を確認するたびに
頭の中で爽やかな笑みを浮かべた
るぅとの顔を思い出す
あの、優越感に満ちた表情が
さらに俺をいらだたせる
ころんにとって、
俺とるぅとは……
同列なのか?
俺のほうが…………__
…って
さとみ
自分の幼稚さを見せつけられた 気分になって、地味にへこむ
膝を抱えた俺の背に
しびれを切らした翔太が 覆いかぶさる
重い。
翔太
翔太
さとみ
さとみ
翔太
翔太
さとみ
と、思わず口に出しそうになった その時
<ただいま
玄関のドアが開く音に続いて
ころんの声が聞こえた
その声に俺は声を詰まらせて
リビングのドアが開けられたとき
思わず顔を背けてしまった
翔太
翔太がころんのところに 駆け寄っていく
ころん
後ろから声がする
振り返りたいのに、
できない
ころん
俺は素っ気なく頷くことしか できなかった
次の日、ころんとは微妙な 雰囲気のまま、俺は家を出た
教室に入ると
いつものウザイ絡みの前に
ジェル
ジェル
ジェル
と、昨日以上にジェルに 驚かれてしまった
さとみ
相手にするのが面倒で
小さく返事をして自分の席につく
…が、ここで空気を読まず 話しかけてくるのが
ジェルだ。
ジェル
さとみ
ジェル
ジェル
さとみ
なるべく感情が表に出ないように
押し殺した声で返事をする
ジェル
そういや、
ジェル、遅刻多すぎて実行委員 押し付けられてたんだっけ
ジェル
ジェル
その名前を聞くだけで
何かわからない感情が溢れそうに なった
さとみ
俺が思わずこぼした一言で
ジェルは盛大に吹き出した
ジェル
ジェル
さとみ
さとみ
立ち上がって全否定したことで
俺は我に返った
まずい、今のはイエスと言ってる ようなもんだ
後悔しても、もう遅かった。
隣でジェルは爆笑しながら 腹を抱えた
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
さとみ
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
さとみ
ジェル
返事をするのも面倒になって
俺は口を閉じてそっぽを向く
あー、ジェルにも馬鹿にされるとか
最悪すぎ。
ますますイライラして、
唇を噛み締めた、そのとき。
るぅと
爽やかな声が
教室に響いた__。
さとみ
るぅと
…なんでこんなことになってんだ?
混乱する頭でなんとか整理しようと
するものの、目の前で 起こってることが現実だ。
るぅと
嘘くさいほど爽やかな笑みで
るぅとが俺の方を振り返る
駄目だ、こいつが近くにいると
またいらだつ。
早々に話を切り上げたくて
さとみ
と、俺は催促する
るぅとはふっと軽く笑って
首を傾げた
るぅと
るぅと
さとみ
煽ってるとしか思えない
言動をするやつに付き合ってる暇は
俺にはない
俺が教室に戻ろうとすると
るぅと
俺は足を止める
るぅと
さとみ
るぅと
るぅと
さとみ
るぅと
他人なんでどうでもいい
他人なんて、きっと裏切る
それが、俺の信条だったはずだ
だというのに
さとみ
俺はほとんど正反対のことを 反射的に言っていた
睨みつけた俺に答えるように
るぅとは挑発的な瞳で笑った
るぅと
るぅと
勝ちを確信しているような揺るぎの 無さは、
俺の怒りをさらに煽った
その感情を上手く処理できなくて
俺は逃げるようにその場を後にした
目を閉じれば
思い出す光景は、いつも同じだ
さとみ
1人で頬を伝う涙にも 気づかないまま
きっと、思い出してくれる……だから大丈夫。
また、さとみって呼んでくれる。
待っていれば、耐えていれば、お母さんは__
願い続ける
さとみ(幼)
自分の小さな後ろ姿
すっと、頭の中にある光景が 浮かぶ。
白いカーテン
白い天井
白い床
白いベッド
そして、
桃母
横たわる母の姿
さとみ(幼)
自分の目の前にいるのは
あの、優しい母のはずなのに。
母はいつもの温かな笑みで言う。
桃母
桃母
さとみ
胸が苦しくなって
息をするのも辛くなる。
必死に
忘れようと
消し去ろうと
頭を押さえる
他人なんてきっと裏切る
他人なんて、きっと忘れる
だって俺は__
家族にさえ、 忘れられてしまったのだから
_と___、!!
さと__ッ!!
さ__ちゃん、ッ!!
ジェル
さとみ
強く肩を叩かれて、俺は我に返った
思わず顔をあげると
心配そうに俺を見つめるジェルと 目があった
ジェル
ジェル
周りを見渡すと
部活に行くために着替えてる人や
教室を出ていく人ばかりだった
………もう、帰る時間だったのか
さとみ
ジェル
幼稚園、行かないと
翔太が待ってるし
ジェル
ジェル
ジェル
さとみ
ジェル
ジェルを無視して、俺は教室を出た
歩くスピードが早まっていく
他人なんて、裏切る。
きっと、すぐに忘れられる。
…なのに。
さとみ
なのに、どうして
俺はあんなことを言った?
イラついたから?
勢いに任せて?
さとみ
違う
あれは全部本心なんだ
俺はころんを誰にも 渡したくないんだ
信じることも
好きになることも
怖いくせに。
だから誰も彼も遠ざけた
予防線を張った
また傷つくのが嫌だったから。
なのに、ころんは…
ころんだけは…ッ
俺の心の隙間に無遠慮に立ち入って
俺が忘れかけていた感情を 呼び戻した
さとみ
もう言い訳のしようがないほど、
俺は____
次回:#13 その言葉の意味
♡ご自由に✨️
コメント
2件
塾に行く前に神作を見てしまった。 塾頑張れそうです💪 ありがとうございます( .ˬ.)"
続き楽しみです✨✨✨✨✨神様o(≧o≦)o