朝陽
奏汰
奏汰はそれから何も言わずにゆっくり私の方をゆびさす
それに合あわせて下に目を向けると
朝陽
苦しくないようにと着崩した制服が変にはだけて下着が見えて…
朝陽
奏汰
バンっ!
涼
涼
部屋に入ってきた涼の視線が私の方に向いて顔が赤くなって
茜
茜
茜
涼
部屋を覗きに来た茜さんは下を向いて今まで聞いたことのないような低い声で2人を呼ぶ
茜
茜
バンっ!!
茜
茜
茜
いつも通りの優しい口調に戻った茜さんはてきぱきとはだけていた制服を治してくれた
朝陽
茜
朝陽
朝陽
茜
茜
茜
きれいな笑顔で怖いことばかり言う
人は見かけによらないってこのことを言うんだろうな
茜
朝陽
茜
カチャ
小さい子犬になってみたいにドアからひょっこり顔をのぞかせていて
朝陽
茜
奏汰の横をすり抜けて茜さんは幹部室を出て行った
奏汰
朝陽
朝陽
奏汰は私の頭をクシャっとなでて、持っていた荷物を机に置く
ってあれ?ちょっと待って
奏汰が来ている服、どこかで見たことあったような
朝陽
奏汰
私の声に驚いたように奏汰が振り返る
う、うそでしょ
朝陽
奏汰
永山高校っていえば私が住んでいるここら辺では一番頭のいい学校
朝陽
奏汰
あんたには負けるわ!
この!嫌味くさい!
私の表情を見て、少し笑った奏汰はYシャツを脱いで上半身裸になる
朝陽
奏汰
朝陽
朝陽
朝陽
慌ててソファから立ち上がったもんだから足がもつれて…
奏汰
朝陽
奏汰のYシャツがはだけていて…
朝陽
奏汰
奏汰
あんたのせいだよ!人の話を聞け!
朝陽
朝陽
奏汰
なんでこの人頭いいのにデリカシーってものがないの!?
結局私がそっぽを向いているうちに着替えてもらったけど
ちらっとさっき見えたけどやっぱり男の子だ…
すると、私が座っている隣に倒れこみそのまま寝転がる
朝陽
奏汰
奏汰
そういい私の隣で寝始める
この人よく考えたら私よりねてないんだっけ
それにいつも仮眠をとるってことは夜もちゃんと寝れてないってことだろうし
朝陽
私がソファに座ってるからか
起こさないようにどうにかして移動できないかな
一か八か
寝ている奏汰のわきに手を置きこっちにゆっくり引っ張るけど引くともしない
朝陽
朝陽
勢いよく引っ張りすぎてバランスを崩しソファにドスンと座って、奏汰の頭が落っこちてきてひざを強打する
朝陽
私の膝を負傷させた本人はぐっすり寝ているし
どんだけ深く眠っているんだ
いやまって
いま私の膝の上に奏汰の頭があるってことでしょ
これって、膝枕!?!?!?
奏汰
私の頭がパニックを起こしているのにこの男は気持ちよさそうにすりすりしてやがる…
さすがに気持ちよく寝ているひとを起こすわけにはいかないし
朝陽
さらさらしている髪に触れ目に刺さっているのを取ってあげる
それにしても肌はきれいだし、まつげ長いし
ものすごい美形だ
朝陽
なんて思っていたらまた眠くなって
私もそのままねてしまった
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