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恵子
よーし、今日も小説をバリバリ書くわよ！
恵子
あっ、
恵子はうっかり、ペンを机の下に落としてしまった
すると
机の下から、大きな男が現れ
？？
お前が落としたのは、この書いたことが現実になるペンか、それともこの黒いペンか
恵子
え、
恵子
黒いペンですけど...
恵子
な、何で私のへやに...
？？
正直者には、この書いたことが現実になるペンをあげよう
？？
さらばだ
そう言って男は消えてしまった
恵子
何だったの！？
恵子
びっくらこいたわ
恵子
しかも、変なペンだけ置いて行ったし...
恵子
仕方ない、このペンで書こう
恵子
しかし、書いたことが現実になるって言われてもねぇ
次の日の朝
母親
起きなさい、恵子
母親
ご飯よ
恵子
...
恵子
ん
母親
はい、召し上がれ
恵子
うわぁ、凄い豪華
恵子
ん、この料理
恵子
私が昨日小説に書いたのと一緒だ
恵子
まさか！？
母親
温かいうちに食べなさい
学校
恵子
私が昨日書いた物語は、恋愛小説
恵子
主人公は私
恵子
このままいくと、私は転校生と付き合うことになる...
恵子
ま、まじか
先生
今日はみんなに転入生を紹介する
先生
斎藤君だ
斎藤
みんな、よろしくね
恵子
あの子が斎藤君...
恵子
ぶっちゃけ、顔イマイチだわ
恵子
イケメンって設定にしておけばよかった
恵子
えぇ、恋愛したくないわ...
先生
じゃあ、斎藤は山崎の隣に座ってくれ
恵子
ゲッ、やばい物語と同じだ
恵子
おいおい、昨日私の隣の席に誰かいたはずだろ
斎藤
よろしくね
斎藤
山崎さん
物語と同じやり取りをしてはいけないと思った恵子は、無視をした
恵子
...
斎藤
よろしくね
斎藤
山崎さん
恵子
...（ダメだ！、ここで反応したら...もうすぐチャイムが鳴る...その時までの我慢だ）
斎藤
よろしくね
斎藤
山崎さん
10分後
斎藤
よろしくね
斎藤
山崎さん
斎藤
よろしくね
斎藤
山崎さん
恵子
...（は！？チャイム鳴らないじゃん、物語と同じやり取りをしないと進まないのかよ！！）
あんまりイケメンじゃない斎藤と付き合いたくない恵子は無視し続けた...
そして60年の月日が経ち
斎藤
よろひくへ...
斎藤
やまさきふぁん...
バタッ
恵子
や、やっと終わったのね...
恵子
て、おい！私の人生ぶち壊しだよ
恵子
ふざんけんなよおおおお
真弓
って感じの小説を書いたんだ
田中
いいじゃん！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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