ヌシ
みなさんどうもこんにちは‽
ヌシ
いくらもんなんだもん
ヌシ
書くよぉ
ヌシ
ではどぞ
二次創作注意 本作は「命に嫌われている」のパロ作品です
そうして俺は彼の言葉を待つ
莉犬
...たくない
声が聞こえた
その声は段々強く、
そうして明確な言葉に変わっていく
莉犬
死にたくない...!!
莉犬
俺はまだ...
死にたくなんてない!!
それは、明確な決意
それは、明確な思い
心からの叫び
さとみ
...そうか
久しぶりに、本当の莉犬を見た気がする
俺がくすっと笑うと
莉犬は自身の目から知らず知らずのうちに涙が出ている事に気付いたんだろう
ごしごしと涙を拭って、俺に向き直った時はいつもの莉犬に戻っていた
さとみ
...落ち着いたか?
莉犬
おかげさまでな、少しだけちゃんと自分の事を見れた気がする
さとみ
そうか、ならよかった
莉犬
...一つ、聞いてもいい?
さとみ
なんだ?
莉犬
...お前は、どうして俺にこんなにも構ってくれるんだ?
さとみ
特別理由があるわけじゃない
さとみ
ただ、お前に協力してやりたいだけだ
さとみ
泣きたい時や辛い時は傍にいるし、協力してほしいなら協力する
莉犬
...なんというか、好きなの?
莉犬
お前は俺のことが
さとみ
ああ、好きだよ
莉犬
悪いけど、生憎とまだ恋人をつくる気はないんだ
莉犬
付き合いたいならもう少し時間をくれない?
さとみ
ははっ...そういう好きじゃないよ
莉犬
じゃあどんな意味での好きなんだ?
さとみ
...そうだな
さとみ
言うなれば...母性かな?
莉犬
お前は俺の親かよ
さとみ
莉犬の親はもう死んだんだろ?
莉犬
そうだな、死んでる
莉犬
深夜強盗に入られて、二人とも刺されて殺された
莉犬
...当時は何が起きてるのか分からなかったよ
莉犬
学校に行くために朝起きたら誰もいなくて、寝室に行ったら二人とも血塗れで...
莉犬
最悪だった
莉犬
親も、信頼する友人もいない
莉犬
俺には今、誰もいないんだ
さとみ
なぁにが誰もいないだ
俺は莉犬の肩を掴んで、
さとみ
...俺がいる
さとみ
まだ死んでない、ここにいる
莉犬
...そうだったな
莉犬
お前はまだ死んでない
莉犬
...さとみ、お前はまだ俺の傍にいてくれるのか?
さとみ
...もちろんだ、莉犬
莉犬
なんというか、お前と話してると謎の安心感があるよ
莉犬
思えば、前も救われたな、お前に
さとみ
いつだ?
莉犬
お前が俺のやったことを揉み消したことだよ
莉犬
あの時捕まってたら、今の俺はなかった
莉犬
本当に初めて会った時、お前がどうして俺を見逃したのか、俺には分からない
莉犬
でも、お前が俺のことを考えてあえて捕まえなかったのには感謝してる
莉犬
...そしてもちろん、今も
莉犬
ありがとな
さとみ
...らしくないこと言うんじゃないよ
さとみ
ったく
さとみ
帰るぞ、莉犬
さとみ
俺の家か、お前の家か
さとみ
ってよりかは隠れ家か
さとみ
...どっちにする?
莉犬
お前の家で頼む
莉犬
今日は心細いから一人じゃいたくない
さとみ
分かった、それじゃ行くぞ
莉犬
あと、襲うなよ
さとみ
...その可能性はないから安心しろ
さとみ
俺はこう見えて年は食ってるんだ
さとみ
少年を襲う趣味はないよ
莉犬
熟女だったらよかったか?
さとみ
減らず口を叩いてる暇があったら行くぞ
莉犬
はいはい
俺はようやく一歩進めた
後ろから見るさとみの後姿は華奢なはずなのに、大きく見えた
桃野さとみ、一体こいつは...
いや、考える必要はないか
だってこいつは俺の唯一の
味方だから
ヌシ
おか
ヌシ
最近ガチャ運バグってる
ヌシ
いい方にね
ヌシ
0.014%くらいの確率で出るエンブレムが
ヌシ
20連で3つ出たんですが
ヌシ
ではでは
ヌシ
ノシ