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ー次の日ー
まさや
こう
こう
まさや
こう
まさや
こう
まさや
まさや
ザワザワ
こう
まさや
教室に入った俺たちの目に映ったのは イタズラと言うには行き過ぎたのもだった
教室中に何十もの机がある中に 一つだけ異様な雰囲気を感じさせる机があった かのの机だ
彼女の机には 無数の誹謗中傷の言葉や 乱暴な言葉が書きなぐられていた
こう
どうすればいいか、分からない状況の中 教室の扉に、かのの姿が見えた
まさや
かのは何も無いかのように教室に入り みんなに挨拶をしながら、自分の机へと向かった
かの
誰もかのに挨拶を返すことはなかった いつもと違う光景に戸惑いながら かのは無言で机に書かれた 無数の落書きを消していた
まさや
あまりにも痛々しい光景に 体が勝手に動き、俺はかのを手伝った
こう
こう
???
遠くから誰かの舌打ちが聞こえたが そんな事を気にするほど、余裕はなかった
かの
せい
かの
机の落書きを消したあと 俺たちは何事も無かったかのように 一日を過ごした
授業も全て終わり、帰ろうとした時 かのが声をかけてきた
かの
まさや
かの
まさや
かの
まさや
かの
思えば 俺は甘く見ていたのかもしれない まだ未熟な、責任感すら理解していない 高校生の事を
次の日も、その次の日も 机の落書きは書き続けられていた ただ、変わっていったこともあった それは、俺、こう、せい以外のクラスメイトは かのに関わらくなっていった
まさや
こう
まさや
こう
俺はイジメが始まった数日後 担任に話をした
まさや
先生
まさや
まさや
先生
俺は必死に事の重大さを説明したが 大人の心には響かなかった
まさや
こう
まさや
こう
俺たちは今後どうすればいいか かのの為に何ができるかを必死に考えた
そんな時かのが教室へ入ってきた ただ、いつもと違っていたのは かのは全身濡れていた
まさや
かの
こう
かの
かのはそう言って教室を出たあと 戻ってくる事は無かった
まさや
先生
担任はそう言って 颯爽とその場を後にした
その日を境に かのが学校に来ることは無かった