大山 祐斗
気づいたら見慣れた景色に包まれていた。
大山 祐斗
そう。駅のはずなのに誰も居ないのだ
不気味だった。
そう思った瞬間、放送が聞こえてきた
放送
大山 祐斗
聞きなれない単語に疑問を抱いた。
するとガタン、ガタンと音を立てて列車が走ってきた。
大山 祐斗
確かにその列車にはそう書いあった。
放送
その放送と同時にその列車が走り出し…
大山 祐斗
そう。車首を空へ向けて発進した。
そして空には青い裂け目が現れ、列車が入っていった。
俺はその場に膝から倒れて…
ジリリリリリ
大山 祐斗
と、人間と思えない声を出して飛び起きた。
大山 祐斗
そっと目線を時計にやる。
大山 祐斗
俺は汗が止まらなかった。飯も食わずに服とカバンを装備して出陣した。
坂見 泰我
と泰我の素直な声。
大山 祐斗
と呟く俺。
安藤 秀之
と言う声が教室に響くと同時に、みんなが動き出す。
そして俺はある事に気づいた。
とてつもなく恐ろしい事に。
大山 祐斗
坂見 泰我
と泰我が大袈裟に言う。
大山 祐斗
と言うと泰我が
坂見 泰我
と聞いてきた。
大山 祐斗
と、目を輝かせて答える俺を笑いながら泰我が言った。
坂見 泰我
と言った。
拳が飛びそうになったが昨日の記憶が蘇り、グッと拳を引いた。
バチが当たったのか知らないが泰我は腹を壊し早退。俺は1人で下校していた。
大山 祐斗
とため息を漏らすと後ろから
海上 興子
と昨日の女の人だ。
彼女も何らかの理由で早退したのだろう。
大山 祐斗
と咄嗟に答える。しかしその時お腹がなってしまった。
海上 興子
と彼女はニヤリと。
海上 興子
と手を引かれ、ベンチに並んで座った
海上 興子
俺は恥ずかしいなど言えなくて無言になった。
海上 興子
俺はドキッとした。
大山 祐斗
海上 興子
と押されて、蓋を開けてた。
大山 祐斗
と声を漏らしてしまうほど美味しそうな匂いだった。
大山 祐斗
と大きな声で手を合わせ、箸を片手に口の中に中身を流し込んだ。
海上 興子
と微笑んだ彼女の顔を見てまた顔を赤くした。
大山 祐斗
と感謝を言う。
海上 興子
と言った。
すると俺は衝撃の言葉を発した。
大山 祐斗
海上 興子
彼女は無言になった。
海上 興子
大山 祐斗
すると彼女は暗い顔で話し始めた。
海上 興子
海上 興子
俺はすぐに
大山 祐斗
と申し訳なさの籠った声で言った。
海上 興子
そんな事を言っている彼女の顔は涙を我慢している顔だった。
大山 祐斗
海上 興子
と、俺は帰った。
家に帰ると親が言った。
母
大山 祐斗
こんなくだらないやり取りをいつもしている。すると母は
母
大山 祐斗
と部屋に進んだ。
机の上には謎の紙が置いてあった。
大山 祐斗
どこかで聞いた事のある名前…そうだ!
どこかで聞いた事のある名前…そうだ! 俺は夢でこの列車を見たのだ。 しかしなんでこんな所に…? と思いながら、そのチケットの裏を見る。
チケット
と書いてあった。不思議に思いながらカバンにしまった。
大山 祐斗
と泰我に声をかける。
坂見 泰我
大山 祐斗
と、昨日のチケットを見せる。
坂見 泰我
大山 祐斗
と会話している時だった。
安藤 秀之
と、先生が割って入ってきた。
大山 祐斗
と言うと
安藤 秀之
大山 祐斗
安藤 秀之
と熱く当たり始めた……
坂見 泰我
と泰我が言う。
大山 祐斗
と疲れた声で言う。
すると昨日のベンチで彼女が座っていた。
大山 祐斗
と、泰我を置いて走っていった。
坂見 泰我
そんな声を振り切って彼女の脇に座った。
大山 祐斗
海上 興子
大山 祐斗
海上 興子
大山 祐斗
海上 興子
と彼女は言った。
俺は昨日のチケットを握って、
大山 祐斗
と叫んだ。
しかし来ない。
海上 興子
大山 祐斗
海上 興子
と言う声に被って
放送
と言う声が聞こえた。
海上 興子
と少し動揺している彼女に自慢げに
大山 祐斗
と言うと ガタン、ガタン と大きな列車が走ってきた…
コメント
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こんにちは!こんばんは! 今回も決して君を離さない。 をご覧頂きありがとうございました。 次回についてですが、本日の家内の予定や、原作の文章が多く、改善するのが大変であるという面から、次回の3話、 時空航路を超えて を、明日、または本日深夜の投稿になるかと思われます。 楽しみにしていた方、誠に申し訳ありません。