また俺視点かよ。今章多くない?
出番が多いいいのは嬉しいけど、、←
ってそんなメタい事はどうでもいい。
俺は今日1日、休み時間の度にさとみ君のところにいっていた。
理由は一つ。彼が恋愛経験者、、、らしいから。
紫央
毎度毎度足を踏み入れているうちにさとみくんは
桃谷
とか面倒そうにしていた。
桃谷
紫央
最終的にそんな感じになった。
俺の方が誕生日早いから年上設定なのに!
もっと従兄弟の頼れるお兄ちゃんにならなければ!!
そう考えながらジェルくんの家までの道を辿る。
彼と鉢合わせしないように早歩きで。
紫央
家のすぐそこまで来たところで、俺の足は止まった。
紫央
彼のポストの前で恥ずかしそうにもじもじする同じ制服の少女。
紫央
その動きに察せざるを得ない。
しかも顔は可愛いときた。
__どうしよう。
そうこうしているうちにジェルくんは帰って来てしまう。
ポストに無理やり投函してこようとすれば女の子と必ず顔を合わせる。
、、、どうすれば
橙樹
紫央
聞き覚えのある声。瞬時に物陰に隠れた。
少しだけ顔を出し、ジェル君と少女の会話を見つめる。
__プレゼントを渡す少女。
あぁ、やっぱり
紫央
これはひとりごとだ。ただの戯言。
、、意味のない言葉。
__困惑するジェルくん
紫央
5月ごろにそういった。
、、、そう。別に、好きじゃない、、。
__真っ赤な顔で何かを告げる少女。
きっと告白だろう。
紫央
気付かない、気付きたくない。
俺は、醜い人間。
誰も好きになれない、ならない。
なってはいけない。
__ジェルくんの顔は怖くて見れなかった。
その場でしゃがみ込む。
訳も分からない感情に困惑しながら目を瞑る。
何も考えないで。これ以上は、、
橙樹
紫央
目をパッと開き、立ち上がる。
橙樹
いつもの笑顔で。
彼は俺に微笑みかける。
紫央
その笑顔とやさしさに俺は__。
紫央
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!