感動するホラーです
それでも大丈夫な方はそのままご覧下さい
僕はいじめられている
靴の中に画鋲を入れられたり落書きされたり
教科書をズタズタにされることだって少なくはない
でも、今まで1番怖かったのは…
けん
しん
けん
しん
いじめっ子A
いじめっ子B
けん
けん
ふたりが僕の手を押さえる
しん
そう言うとけんはカッターを取り出して僕の手首を触れた
しん
ザッ
僕は激しい痛みとともに倒れ込んでしまった
しん
力なく声を出しながら自分の手首を見ると赤黒い液体が腕をつたっていく
しん
けん
けん
いじめっ子A
いじめっ子B
けん
いじめっ子A
いじめっ子B
この傷を見る度に記憶がよぎる
憎い
悔しい
同じ目に合わせてやる
殺してやる
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しん
しん
しん
周りを見ると灰色の冷たいコンクリートの部屋にいた
しん
しん
スピーカーの声
しん
音の聞こえる方を見上げるとスピーカーから音が出ていた
スピーカーの声
スピーカーの声
しん
スピーカーの声
しん
スピーカーの声
しん
しん
スピーカーの声
しん
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
しん
スピーカーの声
急に部屋が暗くなり、目の前の床に光が照らされる
しん
光の下にあったものは
拳銃だった
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
しん
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
カチッ
後ろにあったドアの鍵が開いた音がした
しん
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
しん
僕は拳銃を手に取りドアを開けた
ドアを開けた先に広がる光景に僕は唖然とした
しん
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
次に続きます
❤をいただけるととても幸いです