莉子
なんかもうどうでも良くなってきちゃったな
今の春樹の言葉で一気に感情が冷めていくのがわかる
みんなに信じて欲しくて少しの可能性も信じて、すがるように2人を見ていた目がどんどん冷たくモノクロにかわっていく。
またみんなの仲間に戻ってあの頃みたいに過ごしたいって思っていた気持ちが
こんなクズどもが私の仲間だったなんて吐き気がするような、もやもやしたものでいっぱいになる。
なんでこんなにこの人たちと一緒にいたら楽しいとか思っていたんだろう
みんな口では私に仲間だなんて言っていたけど、そんなの所詮口約束みたいなものだったわけ
私ってばかだ。 …ほんとにばかみたい。
莉子
莉子
春樹
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
和樹
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
気づいたら私はさっきの感情を込めて叫んでいた時より
数十倍低く冷たい声をしていた。
普通に話しているつもりだったのに自然と冷たい声しかでなくなってる
春樹
和樹
私の変わりっぷりに驚きを隠せない様子の2人。
でもそんなのもう遅いよね。 さっきまでの私だったらどうだかわからないけど、今の私にはなにも響かない
自分でも驚くくらい心が冷たくなる
こんなにもこの人たちに対して気持ち悪い、どうでもいいと思ってるのに
春樹の言葉が頭の中でずっと流れている
今私がどんな気持ちでどんな表情で2人の前にいるのか全然分からない。
莉子
莉子
春樹
和樹
莉子
莉子
春樹
莉子
莉子
莉子
こんなぐちゃぐちゃでいつ壊れるかわからない心を見られたくないから、強がるようにして2人に嫌味を言って2人の横を通る
その時の2人の目は何か言いたいみたいだったのはきのせいかな
あの時から私は彼らに会う前みたいになってしまった。
まるで感情が無くなるような
でも翔の存在が翔が私と出会ってくれていたから、少しはとどまることが出来たのかな
?
莉子
?
?
?
莉子
?
?
莉子
莉子
莉子
莉子
?
?
?
?
莉子
莉子
?
莉子
莉子
?
?
?
?
?
?
?
ガラガラガラ…
先生
先生
莉子
先生
先生
先生
ザワザワ
莉子
莉子
莉子
トコトコトコ…
屋上のところまできて、ドアノブに手をかけたその時
雅人
透流
2人の声が聞こえて近くのロッカーの横に隠れた
やつらはドアを開けたすぐのところで話をしているみたいでこっちに、その声がよく聞こえる
音も立ててないし多分バレてないと思うけど大丈夫だよね
莉子
そう言えば優月と他のみんなは先にどこかに行ってたんだった。 …ばかした。
優月
透流
優月
直樹
雅人
透流
雅人
優月
直樹
透流
優月
ふっ、どの口が言ってんだか 逆に大得意でしょーがね
直樹
透流
透流
雅人
雅人
雅人
直樹
優月
優月
優月
雅人
透流
莉子
私なんもしてないのに
次みんなに同じこと言われて、本当の真実を言ったらボコられちゃうのか
なにがお前のこと信じるだよ。
あーあ。 さっきの春樹たちで頭いっぱいいっぱいなのにもう、耐えらんないかも
でもこんなやつらのために私が傷つくことなんてない
でもさ? 私つい事前まであなた達の姫てか仲間だったんだよ?
なのにそんなボロクソに言うかなー。 私みんなといる時そんな悪いことしちゃった? みんながそこまで嫌うことしたのかな?
少なくとも私は楽しかったと思ってたけどな それも勘違い…… いや気の所為だったんだろうね
莉子
涙なんて流したくないのにそれとは裏腹にどんどん溢れてくる
もうどうでもいいはずなのに
こんなとこにいてもらちがあかないと、思ってここから離れようとした時
雅人
雅人
透流
直樹
屋上の扉が開いて雅人たちが現れた
なんでばれてるの… ていうか私がここに居るってわかっててあんな酷いこと言ってたの? そんなに私の事前からそう思ってたの?最低な性格悪いやつって?
じゃあ今まで言ってくれていた優しい言葉はやっぱり全部うそ?
さっき気にしないって決めたはずなのに、私の思考はどんどん悪い方に進む。
大好きだったはずのみんながみんなじゃないように変わっていく
雅人
雅人
雅人
雅人
直樹
透流
…え? なんで、なんでそんなこと言えるの
要らない。あんたなんか要らない。
この言葉には私が敏感なの知ってるはずだよね? 知ってるのにわざと言ったの?
だ、だめだ… この3人があの人たちと重なる。 あと人たちじゃないのに
そう自分に言い聞かせてるのに体は言うことを聞いてくれない
莉子
莉子
急に肺を摘まれたように呼吸ができなくなる。 …く、苦しい
莉子
直樹
雅人
パシンッ!
そういい私に触れようとしてくる2人が完全にあの人たちと一致して急いでその手をはらう。
莉子
足に力が入らなくなってその場に倒れ込む
い、息ができない。
こんなところでいつまでもいるなんて危険だ。 残っている力を振り絞ってフラフラしながらも屋上を離れる…
莉子
か、翔に会いたい… あの空き教室に…
やっとの思いで空き教室にたどり着いて倒れる私
?
?
翔
翔
莉子
翔
莉子
翔
翔
莉子
莉子
莉子
莉子
翔
翔
莉子
翔
トコトコトコ…
ガラガラガラ…
莉子
ひより
ひより
翔
ひより
ひより
翔
ひより
莉子
ひより
莉子
ひより
莉子
ひより
ひより
翔
ひより
翔
ひより
ひより
莉子
ひより
莉子
ひより
翔
莉子
翔
ひより
莉子
莉子