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――固唾を飲みながら見守ることしばらく。
みんなが呼吸を止めているのではないかと思うほどの静寂の後、ツヨシは大きく息を吐き出した。
それは、各々のスマートフォンで見守っていた例のゲーム。
直面している危機をセイヤが回避した瞬間のこと。
ツヨシ
マドカ
イチカ
カシン
カシン
ヒメ
ヒメ
ツヨシ
ツヨシ
マドカ
イチカ
イチカ
イチカはそう言うと、教室の外へと出て行く。
カシン
カシン
マドカ
ヒメ
ヒメ
マドカ
マドカ
ヒメ
ヒメ
ツヨシ
ツヨシ
ツヨシ
ツヨシ
ツヨシ
マドカ
ふと、気がつくと、カシンが教室の隅に積み重ねられている机のところにしゃがみ込んでいる。
カシン
それは、机の落書きだった。
しかも、マジックペンで書いた可愛らしいものではない。
それこそ、彫刻刀で刻み込んだような、時代を経てもくっきりと残っているメッセージ。
マドカ
ツヨシ
カシン
カシン
ヒメ
ヒメ
カシン
カシン
カシン
カシン
ツヨシ
ツヨシ
ヒメ
ヒメ
マドカ
マドカ
ツヨシ
ツヨシ
ツヨシ
ツヨシ
一方、その頃――。
イチカ
イチカ
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イチカ
イチカ
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イチカと対面する人物は、イチカに近づく。
イチカは一本後退る。
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謎の人物はイチカに向かって大きく踏み込む。
そして、確実に捉える。
懐に忍ばせていたナイフが、イチカの胸元を――。
イチカ
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床に倒れたイチカを中心に赤い水たまりが広がっていく。
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その人物は、ピクリとも動かなくなったイチカを見下ろして、ニタリと笑みを浮かべた。