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タラ
玄関前の石段に座った妹のタラが、にんまりして僕を見上げた。
またくだらないいたずらだ。
僕だってバカじゃない。
靴を見下ろしたりなんかしない
もしそうしたら、あごを叩かれたりするだけだ
マイケル
といってやった。
ちょうど夕飯だと言って、母さんに家に呼び戻された時だった。
1時間前、僕らの喧嘩がひどすぎて耐えられないと言って、外に追い出されたのだ。 タラと喧嘩しないなんて、無理だ。
つまらないイタズラにかけては、タラはとどまるところを知らない。
タラ
マイケル
僕は玄関前の石段を上がりはじめた。
左の靴が、段にくっついた。
びっくりして、足を引き上げた。
マイケル
なにかネチネチしたものを踏んでいた。
僕はタラを見た。
茶色いもじゃもじゃの髪をふたつに結び、ピエロみたいな赤い大きな口をした、痩せっぽっちのガキだ
みんなは僕らがそっくりだという。
僕はそう言われるのが嫌でしょうがない
だいたい、僕の髪はもじゃもじゃじゃない。
短くて真っ直ぐだ。
それに、口は普通の大きさだ。
ピエロに似ているなんて言われたことがない。
僕は年のわりに背が低いほうだけど、痩せてはいない。
タラになんか似ていない。
タラはくすくす笑いながらこっちを見ていた。
タラ
嫌味ったらしく話しかけてきた。
ごめんなさい!
作者です
文ばっかりでごめんなさい
でも、これから面白くなりますので
よろしくお願いします
続きは、♥65です