みーちゃん
みーちゃん
みーちゃん
みーちゃん
キーンコーンカーンコーン
先生
みーちゃん
琴ちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
先輩
みーちゃん
いつもの帰り道
なんでか会話がない
なんでだろう
先輩はずっとそわそわしてるけど
なんでだろう
先輩
みーちゃん
先輩
みーちゃん
みーちゃん
先輩
みーちゃん
私はコクリと頷いた
先輩
みーちゃん
先輩
みーちゃん
ぎゅっと先輩の袖を掴み
バクバクと声が出ない口を動かす
先輩
みーちゃん
先輩
みーちゃん
先輩
ポンポンと頭を撫でられる
子どもをあやすみたいに
…子どもっぽいですよーだ!
みーちゃん
先輩
先輩
みーちゃん
私は今どんな顔をしているのかな
きっとわがままな顔だ
明日から終業式までこの道を1人で帰るんだ
やだな
クリスマスまで会えないんだ
やだな
先輩のこと困らせてる
やだな
わがままな私
やだな
キーコーンカーンコーン
先生
先生
琴ちゃん
みーちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
店員さん
芽依
琴ちゃん
みーちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
芽依
みーちゃん
琴ちゃん
琴ちゃん
芽依
みーちゃん
琴ちゃん
ゴソゴソと私のバッグをあさる
琴ちゃん
シャランと大分進んだマフラーを広げた
芽依
みーちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
芽依
もぐもぐもぐ
2人の会話を聞きながら
頼んだチキンに手を伸ばす
バーガーはちゃんと野菜たっぷりのを選びました!
琴ちゃん
琴ちゃん
芽依
みーちゃん
頬袋には入れたばかりのチキンが入っていて
みーちゃん
みーちゃん
まだ飲み込めなかった
芽依
みーちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
みーちゃん
芽依
芽依
琴ちゃん
芽依
私に聞こえないようにヒソヒソと話す
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
お肉もいいけど野菜も美味し
23日
琴ちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
みーちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
琴ちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
画像にはもう首には巻ける長さまでできたマフラーが映っていた
琴ちゃん
芽依
みーちゃん
琴ちゃん
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
みーちゃん
芽依
琴ちゃん
芽依
芽依
琴ちゃん
みーちゃん
芽依
みーちゃん
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
みーちゃん
みーちゃん
カレンダーにメモをする
みーちゃん
みーちゃん
私は
自信が持てない
先輩の事大好きだけど、先輩は?
あの言葉は本当なのかな
笑顔は?
気持ちは?
自信がなくて
ううん
持てなくて
信じたいのに信じるのが怖くて
マフラーに願いを込めた
すき 好き 大好き
伝わって
私の気持ち
大好きってこの気持ち
この気持ちをもう少し込めたい
だからもう少し
気持ちの文だけ長めに
マフラーに込めた
先輩
先輩
先輩
先輩
先輩
チリンチリンとベルを鳴らしながら
サンタクロースの格好をしたケーキ売り
先輩
クリスマスを過ぎ
まだ残っているクリスマスケーキを売っている
先輩
先輩
店長
店長
先輩
先輩
先輩
先輩
店長
店長
先輩
チラリとケーキの残りを見る
10個以上はある
先輩
店長
店長
先輩
先輩
店長
店長
店長
先輩
店長
ヒェーとキッチンに逃げていった
先輩
琴ちゃん
先輩
芽依
先輩
みーちゃん
ラッピングも買って
包んで
そろそろお開きにするついでに見つけたセールケーキ
そこには
みーちゃん
先輩
みーちゃん
先輩
みーちゃん
先輩
先輩
慌ててポケットに手を入れる
先輩
緊張なのか慌ててるのかなかなかポケットから出てこない
先輩
慌てて店に入り戻ってくる
小さな箱が先輩の手の中に包まれている
白いリボンが結んであって高級そう…
先輩
可愛く結ばれたリボンを解くのがもったいないって思いつつ
解くと…
みーちゃん
先輩
みーちゃん
先輩
みーちゃん
先輩
みーちゃん
先輩がパカッと蓋を開け…
先輩
先輩
サンタの格好をしてるせいか
みーちゃん
みーちゃん
痩せてるけど
先輩
みーちゃん
言葉が出てこなかった
先輩
みーちゃん
可愛い
天使の羽がモチーフの
指輪
先輩
みーちゃん
プロポーズされた訳でもないのに
心臓が早く動く
右手の薬指にピッタリなことに驚きながら
指輪の可愛さにも胸がときめく
こんな高いものもらってもいいのかな
こんな私が
こんな可愛い指輪
心がざわめいた
先輩
魅
先輩
先輩
魅
先輩
魅
恥ずかしさに耐えきれなくて
袋を前に出した
先輩
魅
魅
先輩
魅
先輩
先輩
魅
今更手編みにした事を後悔しはじめる
恥ずかしい!
先輩
先輩
マフラーを巻いた先輩はとっても素敵な笑顔で笑っていた
魅
先輩
魅
先輩
先輩の真っ赤な顔ととびっきりの笑顔
魅
琴ちゃん
芽依
琴ちゃん
芽依
芽依
琴ちゃん
店長
琴ちゃん
店長
琴ちゃん
芽依
店長
琴ちゃん
琴ちゃん
店長
店長
店長
琴ちゃん
我に返った後
恥ずかしさのあまり
ダッシュで逃げて大変だったのは
予想通りでした
コメント
1件
後編まで読んでくださった皆様ありがとうございます! お題には当てはまるのか微妙になりましたが、楽しく書かせていただきました! 感想、ご意見などありましたらどうぞ! 誹謗中傷はお断りしております。