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金魚すくいの屋台にて
有澤大樹
若菜ちゃんって金魚すくい得意なの？
北宮若菜
ううん全然
大樹くん教えてよ
大樹くん教えてよ
有澤大樹
えっと、
ホイを水に入れる角度はね…
ホイを水に入れる角度はね…
小枝星莉
(いいなぁ、若菜は優しい彼氏がいて)
小枝星莉
(なんで私はこんな意地悪なヤツ好きになっちゃったんだろう)
結城旭
星莉、入れ物とホイだけ持ってボーッとしてどうしたんだよ
小枝星莉
《ハッ》
小枝星莉
(いけない、ぼーっとしてた)
小枝星莉
なんでもない
結城旭
てっきり下手がバレたくないのかと思ってたよ笑
小枝星莉
何言ってんの！
私これでも金魚すくいは得意なんだから！
私これでも金魚すくいは得意なんだから！
結城旭
ふぅーん笑
結城旭
じゃあ勝負する？
小枝星莉
いいよ？
10分後
結城旭
星莉いい加減にしろよー…
小枝星莉
だってまだまだ取れるもん
結城旭
金魚すくいで星莉には敵わないのは分かったから…
星莉 27匹 旭 6匹
小枝星莉
勝った！
小枝星莉
だから言ったでしょ
私金魚すくいは得意なの
私金魚すくいは得意なの
小枝星莉
(いつもバカにされてる仕返しができてスッキリしたー！)
北宮若菜
わっすごい！
有澤大樹
そんな見られると恥ずかしいよ笑
北宮若菜
だって上手い人の見るのって楽しいんだもん
小枝星莉
《ハッ》
小枝星莉
(2人のこと忘れて旭と2人みたいに思ってた…）
結城旭
星莉金魚すくいに夢中になりすぎだろ笑
結城旭
あの2人の存在忘れるとか笑笑
小枝星莉
もう、なんで気づくの…
結城旭
顔に書いてある
小枝星莉
若菜たち、2人でも大丈夫そうだし、2人にしてみる？
結城旭
いいね
星莉と旭がその場を離れる
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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