余命一年の私は余命3ヶ月の君に恋をする

12月9日

マイキーとドラケンがお見舞いに来てくれた。

二人に、夢が決戦見に行ってみたいって言ってたって言ったら

二人がその日の話を夢にしてくれた。

夢が目を覚ますことはなかった。

12月10日

夢の知り合いの人が来た。

俺の事を知ってるみたいだったけど、俺はあまり覚えてない。

その二人はカップルで、夢と何かあったみたいだけど

夢にはすごく良くしてくれてたから、いい人なんだろう

その日も夢が目を覚ますことはなかった。

12月13日

また二人がお見舞いに来てくれた。

この日は雪で、外に散歩に行くことはできなかったけど

部屋から見る雪景色はとても綺麗だった。

この日も夢が目を覚ますことはなかった。

12月20日

この日は誰も来なかったな。

でも。

この日を待ち望んだかのように

夢は返らぬ人となってしまった。

俺は何か夢にしてあげられただろうか

まさか、こんなにも早く逝ってしまうなんて。

俺にはまだ、時間が残ってるというのに。

夢、もう一度会えるなら、俺の事を抱き締めてくれ

俺は絶対に離さないから……

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次回は12月20日の話を載せます！

(12月20日=夢ちゃんがいなくなった日)