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めっちゃ遅れましたすいません !! 😭😭 デート編が見るのいっちばん楽しいんですから ( ? ) 兄弟そろって仕草が好きですね ... 自然にやってても覚えてやっててもメロ男なの反則 ... 最初らへんはprちゃんもakくんも mzたんとatくん一筋 みたいな感じだったのに今はお互いのことが好きみたいな !! akくんは多分自覚してないんだろうけど !! けど可愛いって言うのは〜みたいなやつで
あっきぃさんだんだんぷりっつさんの方に傾いていってない.ᐟ.ᐣ やばいやばいさすがにぶっ飛び案件すぎます.ᐟ.ᐟ
きた!はやくみれた!!デート編来ましたよぉぉぉ!!ほのぼのやっぱりしてはいるんだけどぷりっつくんはあっとくんじゃなくて自分を見てほしいっていう気持ちが強いから複雑なのが泣ける😭でもあっきぃくんぷりっつくんの方になってきたんじゃない????ぷりっつくんの前でかわいいが多くなったりあっとくんの話が出ても苦しくならなかったりこれは両思いもそろそろなのでは!?
主。
主。
主。
主。
主。
主。
At兄が選んでくれたコーディネートを見に纏った俺は、 何度もスマホの内カメで髪型や服のよれを直しながらAkの訪れを待っていた
ちょっとした前髪の乱れですら気になってしまう自分を思い知って、 俺はもう何度目かわからない再確認をする
Pr
この前Ktyのデートをストーカーする時はMzと出かけるはずなのに Tシャツとジーパンでいいやと無意識に思い、 今Akと出かけるときに服装を気にしてしまっているのが何よりもの証拠だ
Pr
今日まで色々なサイトで検索したりして男を落とす方法だの あざとく可愛く見せるコツだのを頭に叩き込んではきたものの、 やはり天然でそれを成し遂げてしまうAt兄には敵わない
眩しすぎる俺の兄への劣等感がぐちゃぐちゃになって 俺が一人で苦笑した頃、Akがこちらへやってきた
Ak
Pr
Akは白いTシャツにちょっと落ち着いた橙色がかった茶色のベスト、 黒いゆるっとしたズボンにちょっとおしゃれな革靴を履いていた
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Ak
そう言って地面を蹴るAkは普通にカッコよくて、 こいつは絶対なんも考えてないのに似合っているのがイラッとした
Pr
Pr
それだけ俺に気を許してどんな自分でも見せられると 安心してくれているのはありがたい限りだが、 Akに片想いしている身としては面白くない
要するにそれは、俺と出かけるのに服装など 気にする必要がないということに他ならないからだ
Pr
Pr
とはいえ相手とのデート中に不満げな顔を見せるなど言語道断であるので、 俺はなんとも自然な流れでぎゅっとAkの腕にしがみつき、 ニコッとちょっとだけAt兄っぽく微笑みながら言った
Pr
Ak
Ak
Ak
Pr
Pr
ちょっとだけ顔が赤いこの男は、 どうせAt兄のことでも思い出して真っ赤になっているのだろう
Akに少しでも俺のことを意識させるために 意図的にやったことではあるが、その反応を見て 彼の心の奥にはやはりAt兄が根付いているんだと痛感する
Pr
彼には見えないようにこっそりぶすっとしている俺の後頭部を、 Akに何だかじーっと見られているような気がした
Ak
Ak
Ak
急に立ち止まったAkを俺がこてんと首を傾げて眺めると、 彼は『ごめん、なんでもないよ』と言って再び歩き出した
Ak
映画は特筆することもないような懐かしい戦隊モノ王道のストーリーで、 あの頃よりちょっとだけCGが豪華になっているくらいの違いはあれど 俺の記憶に残るAt兄とAkが好きだったあの番組と変わらなかった
Ak
Pr
Ak
映画の内容に没頭することができれば幸せなのに、 Akの反応がいちいち面白くて子供っぽくて愛しくて、 俺はAkに目線が向いてしまうのを誤魔化すことができない
そんな俺に気がつかないでヒーローを見て幼い子供のように キラキラと輝いているAkの太陽のような瞳を見ていると、 あの日4人でテレビにかじりついてこの番組を見ていた時のことを思い出す
あの頃はMzへの思いを自覚したばっかりで 楽しそうにヒーローたちを見ている彼に目を奪われていたものだが、 今はMzのことなどほとんど頭をよぎらず俺の脳内はAkのことでいっぱいだ
あの頃から、Akは大人っぽくて理性的なブラックを かっこいいと言って推しレンジャーにしているようだった
その時は『ブラックってちょっとAt兄に似ているな』程度で あまり気にすることなくMzを眺めていたが、 今となってはそれは俺の中で大きな意味を持つ
Akはやっぱり、At兄みたいな人がタイプなんやろうな、と 俺の心の奥でくすぶっている嫉妬心を激しく燃やしてしまう
昔は、『みんなかっこいいな!!』って4人で笑っているだけで 楽しくて幸せだったのに、あの日より大人になってしまった今では 互いにいろんな感情が混ざりすぎてあの頃のような純粋な俺らには戻れない
あの日のどこまでも純粋でキラキラしていた、 まだAt兄に嫉妬するという気持ちなんて微塵も知らなかった 完全な“子供”であった俺と比べて、今の俺はどうだろうか
大好きな肉親で俺の面倒を見てくれる大切な兄に、 ドロドロとした嫉妬心を感じて彼を羨んでしまう
自分の今の魅力じゃAkの心に触れることができないから、 自分を偽って彼の心を籠絡しようと頭の中で計算する
“子供”の方が純粋で楽しくて、 なんのしがらみも考えなくていいから楽だけど、 “大人”にならないとAkの心を手に入れることができない
俺はもう、ただ無邪気に笑っていられるような純粋な“子供”でもないし、 At兄やAkのように“大人”に近い存在になることができているわけでもない
なんとも中途半端で、どっちつかずなものだろうか
ほろりとこぼれてしまった俺の涙を間違って解釈したのだろう、 Akが笑いながら『えぇ、ここで泣く?w』と聞いてきた
Pr
Ak
今の俺とは程遠い言葉を口にしながら 俺の頭を撫でるAkのかっこいい優しさが、嬉しくて愛しくて憎い
Pr
Pr
Pr
俺のそんな文句が言葉になったわけもなく、 Akは映画館のチケット売り場で買ったコーラを飲みながら ヒーロー映画のエンディングに集中していた
Ak
Pr
Ak
見る予定だった映画も無事上映が終わり、 俺たちは映画館近くのカフェに来て今日の映画の感想について話していた
Ak
Pr
Ak
Pr
Pr
Pr
Ak
Akはストローでアイスコーヒーをくるくるとかき混ぜながら、 さらに映画の感想を述べていく
楽しそうに目をキラキラさせながら映画の話をしているAkは楽しそうで、 なんだかこちらまで笑顔になってしまいそうだ
しばらく彼と話していると、Akは あっと思い出したように声をあげて俺にいう
Ak
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
今度は、Prーのすけが行きたいところに行こうよ。
優しく目を細めながら誰よりも大切な人を見るように オレのことを見つめてくるAkに胸の高鳴りが止まらないが、 きっと彼は俺を通してAt兄を見ているだけだ
そんなことはわかりきっていたが、それでもやはり俺は 彼と一緒にいる時間を伸ばしたかった
Pr
Ak
Pr
Ak
Ak
Ak
Pr
Pr
本当は、夕暮れというロマンチックなシチュエーションだったら Akがちょっとは俺を意識してくれるんじゃないかと思ったのだが、 そんな邪な考え言えるわけがないので俺は適当に誤魔化した
Ak
Ak
Pr
すっかり大人びた演技を忘れてしまった俺が素の笑顔でニコッと笑うと、 Akの太陽のような瞳が少しだけ細められて 彼は優しく俺の頭をよしよしと撫でる
Pr
Ak
Ak
Ak
Pr
Pr
Pr
Pr
Ak
Pr
Ak
そう言いながらナチュラルに俺の手を引いて歩き出した どこまでもずるくて無自覚なAkに、 心臓がバクバクとうるさく鳴り響いて仕方がなかった
Akが俺の手を引いてやって来たのは、 街外れの人々の喧騒から離れた夕焼けと俺たちの住む街に立ち並ぶ建物が 綺麗なコントラストを描く美しい場所だった
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
そこまで俺は適当に何も考えずに言ったのだが、 自分の発言を振り返って無意識に At兄とMzのことを言及してしまったことに気がつく
俺の気持ちはすでにAkに傾いているから俺としてはあまり問題はないが、 目の前にいる俺の好きな人は決してそうじゃない
長年あたためてきた幼馴染への恋心が敗れたばかりの、 辛い時期だということをすっかり失念してしまっていた
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Ak
Akは俺の言葉に少し不思議そうに返した後、 しばらく記憶を探る素振りを見せて、ああ、と呟く
Ak
Pr
Ak
Ak
Akはそうぶつぶつと独り言を言いながら 数秒間目を閉じて考え事をした後、 何かひらめいたような声を上げながらこんなことを言ってきた
Ak
Pr
Ak
なんの恥じらいもなく嬉しそうにそう続けたAkに、 俺はしばらく目を点にして固まった後 わかりやすく顔を真っ赤に染めてしまった
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
我ながら笑ってしまうほど自分がわかりやすくて恥ずかしいが、 Akが鈍感なのを利用して苦しい言い訳を大声で言うことで押し切る
Akのせいで熱が集まってしまった頬が、 自分で触らなくてもわかってしまうくらい熱かった
Pr
俺が心の中でそんなふうに文句を言っていることなんて 全くもって気づいていないのであろうAkは、 ニコニコとお日様のような笑みを浮かべながら空を見ている
Ak
Pr
Ak
太陽のような瞳を沈んでいく太陽に向けていたAkが俺の方を向き、 夕日のように切なくて美しくてあたたかい瞳を細め、 優しい優しい笑顔でこんなことを言ってきた
すっごく、すっごく楽しかったよ。
幼稚園に通っているような幼い子供でもいとも容易く言えるような 単純で簡単で飾り気のない言葉なのに、俺の心臓は映画のような ロマンチックなセリフを言われるのよりもずっとずっと早くなる
簡単な、でも純粋に嬉しい言葉をここまでさらっといえてしまう彼に、 そのあたたかくて普段は元気なのに今は落ち着いた声に、 すっかり慣れたAkの香水に、頭がくらくらして溺れそうになる
大切な宝物をそっと見守るような太陽の瞳に吸い込まれそうになって、 彼のあたたかい指先が一瞬触れた場所が、勝手に熱くなる
俺が彼に恋をしているのは、誰が見ようと明確であった
Pr
やっとのことでそれだけ返した俺にAkは笑うと、 もうすぐ沈んでしまいそうな太陽を見ながらぽつりとこぼした
Ak
素直でいい子な子供なら、ここで『うんっ!!』と笑って返すのであろうが、 俺はあいにくもうとっくのとうに子供を卒業してしまった
彼の体にすり、と擦り付いて彼の肩に頭を乗せて、 彼の手をぎゅっと握りながら俺は“子供”なら絶対言わない言葉を言う
Pr
今までMzのことで傷ついたから誘っていたときよりも ずっとずっとたくさんの熱と甘さを込めて彼の耳元で囁くと、 彼は顔を真っ赤にしてぴくりと反応する
そんなAkの反応がAt兄が彼の耳元でこそこそ話をした時に ちょっとだけ似てきたことに喜びを覚えながら、 俺は決定的な言葉を放った
Pr
Ak
先ほどまで微かに顔を出していた太陽が沈んで、 俺たちの周りの景色は夜の色に染まってビルの灯りも どんどん暗くなっていく空と共に目立ち始める
街が夜の空気を纏う準備ができていくのと同時に、 俺たちの間に流れる空気も友人同士のものから 夜の色香をはらんだ空気に変わっていく
でも、太陽が沈んで少しずつ気温が下がってきた 少し肌寒い現在の温度が、なんだかちょっぴり皮肉だった
2人で夕陽を見てから十数分、 俺はすっかり見慣れたAkの家にお邪魔していた
Pr
Pr
Ak
そう言いながら彼がローテーブルにことんと置いた オレンジジュースが、この前のAt兄が好きな苦いやつじゃなくて 俺が好きな甘いやつだったのが嬉しかった
『美味しい』と思いながら ごくごくとオレンジジュースを飲んでいる俺を、 Akがニコニコしながら見ている
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Ak
Akは本来自分の中の“一番“の人を大切にする性格で、 彼にとっての一番が誰なのかはわかりやすいし 彼とて無意識に一番大切な人を特別扱いしたり強調したりする
そんな彼が三人の名前を並べる時に一番最初に俺の名前を口にした、 そんな大事なヒントに俺はオレンジジュースに夢中で全く気が付かなかった
俺は用意されたオレンジジュースを飲みきり、 コップの中に残ったまだ溶けてない氷がカランと涼しげな音を立てる
秋とはいえ今日は暑い日だったというのにエアコンをつけ忘れていたらしい Akの部屋は先ほどクーラーを付けたばかりなのでまだ暑くて、 俺の首筋にすぅっと水滴が伝うのがわかった
俺がオレンジジュースで少し湿った唇をぺろりと自身の舌で舐めると、 俺が大好きな甘いオレンジジュースの味がする
そして好きな飲み物を飲んで満足した俺が1人で微笑むと、 Akはなぜだかそんな俺をじーっと見ていた
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
彼はその先の言葉を少し慌てた様子で急いで引っ込めると、 なんだか混乱したような表情を浮かべながら 先ほど言おうとした言葉とは別の言葉を言ってきた
Ak
Pr
Ak
Ak
Ak
Ak
くるくると百面相をしながら何か考え事をしているAkは見ていて面白いが、 自分のことを見てほしい俺としてはあまり面白くない
俺はむっとした表情でAkを押し倒し、 ぺたんと座りながらAkの顔を覗き込む
先ほど暑かったから俺はジャケットとパーカーを脱いだので、 俺が現在上半身に着ているのは一枚のインナーだけである
そんな薄着からチラリと覗いた俺の胸元を見て、 Akの喉が少しだけ動いた
Pr
俺が甘い声でそう呼びかけると、彼は俺の頬を手のひらでなぞる
こんなに大胆なことをしているのに、 Akの手が俺の頬に触れるだけで ドキドキと心拍数を上げてしまう自分の心臓が情けなかった
Pr
今度は明確にAkという主語にかかった愛の言葉を 少し誤魔化しながら言って俺が彼に身を任せると、 彼は片手でローテーブルの上に置いてある小袋をとって返事をしてきた
Ak
今日の彼の言葉はなんだか主語がわかりづらいが、 言い忘れているだけでその主語は俺の兄なのだろう
相変わらず今日も俺はほろりと涙をこぼすが、 その理由は俺にはもうわかりきっていた
ピリッと小袋を噛みちぎってぺろりと唇周りを舐める、 そんな彼の興奮している時の癖はいつも通りなのに、 その太陽の瞳はいつもよりギラついている気がした
Ak
そう言って彼は俺を優しく押し倒し、俺に近づいてくる
爽やかなのにどこか色のあるAkの香水の香りが 俺の鼻腔をくすぐって、俺の思考回路は遠ざかり代わりに本能が顔を出す
Pr
普段、彼は俺に何も言わないで優しくしてくれているのに 今日はそんなふうに言ってきたのが少し違和感があったが、 そんなちゃちな違和感は最終的には快楽で押し流されてしまった