少女
私は夏休みが大嫌いで、 毎日が退屈で仕方がなかった。
少女
少女
その時、目の前に一匹の猫が現れた。
少女
猫は 二足歩行になって、少女に行った
ネィト
あなたの気持ちに応えて、
この世界にやってきました。
私はネィト。どうぞよろしく。
少女
ネィト
少女は恐怖で震えながら後ずさりをする。
ネィト
特別に君に力を与えよう。
ネィトは、少女に念じるように目を閉じ、数秒の沈黙のあと、ゆっくりとまぶたを開いた。
ネィト
少女
いゃぁっ、、
少女は、真っ青な顔で腰を抜かして その場にへたりこんでいる。
ネィト
あっ、あとあと、夕方5時までには、5分、家の中にいるんだよ。魔法が解けると、外では自分だけ時が止まってしまうからね。それに、周りには君が見えなくなってしまう。
少女
やめてっ来ないでえぇっ
ネィト
猫はそれだけいうと、普通の猫に戻り、何も無かったかのように、辺りをキョロキョロ見回して、少女を見てビックリしたのか、どこかへ走って逃げてしまった。
少女
確か、魔法が、、。
超高速で走れるのよね、
少女は、軽く走ってみた。 その瞬間、瞬間移動したかのように、早く走れた。
少女
は、速い!これはやめられないわ!
少女は、お昼を過ぎても 昼食は食べずに、 ずっとあの能力で遊び回っていた。
少女
こんなに外が楽しいだなんて!
あっははははははははっ!
そして、横断歩道を渡っている途中で、体がカチッと止まった。
少女
やがて信号は 血のように真っ赤な赤色になり、向こうから車が走ってきた。
少女
少女はそれを横目で 見ていた。 血走り、涙で目の前がぼやぁっとする。 車はスピードを上げて走ってきている。少女の事など、気にしていない。まるで、他の人には見えていないかのように、、。
少女
涙や鼻水で表情が見えないくらいに 顔は恐怖でゆがんでいる。 少女は泣き叫び続けた。
少女
ぃやだァァァーーっ!!!
じにだぐなぃっ!!
誰かっ誰かだずげでえええぇっ!!!
そんな声は 勿論、誰にも聞こえるはずもなく、 車が横断歩道を通り過ぎると共に、 その声も引きちぎられるようにして 消えた。 その瞬間を ネィトは見ていた そしてこう言った
ネィト
だから言ったのに。






