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星崎 水織
栄田 鞠子
栄田は綺麗に処置された己の手を見て、
自前の救急キットの中身を整理している星崎を見る。
栄田 鞠子
星崎 水織
風都 燐
栄田 鞠子
驚きの表情を浮かべる栄田に対して、
星崎の表情は変わらない。
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
栄田 鞠子
風都 燐
風都は拘束して
身動き一つ取れない中村翔貴を
星崎の方に向けた。
星崎 水織
栄田 鞠子
栄田 鞠子
それはとても素朴な疑問だった。
風都 燐
風都 燐
風都 燐
栄田 鞠子
風都 燐
風都 燐
風都 燐
風都 燐
風都 燐
栄田 鞠子
風都の言葉を遮るように、
栄田は言った。
栄田 鞠子
風都 燐
風都 燐
風都 燐
風都 燐
栄田 鞠子
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
風都 燐
風都 燐
風都は呆れたように言い、
首を竦めて見せた。
栄田 鞠子
栄田 鞠子
栄田 鞠子
星崎 水織
星崎 水織
星崎は目にも止まらぬ速さで
業務用冷凍庫に近づき、
床に落ちている保存袋を拾い上げた。
そこには確かに、
人の右手が入っていた。
風都 燐
星崎 水織
星崎はキッパリと言い放った。
栄田 鞠子
星崎 水織
星崎 水織
風都 燐
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
風都 燐
風都 燐
風都 燐
星崎が同意を求めるように、
栄田の方を見たが、
彼女も眉間に皺を寄せたまま
首を横に振った。
星崎 水織
少々納得がいかない顔をして、
側にある業務用冷凍庫を開けた。
中村 翔貴
中村 翔貴
風都 燐
中村 翔貴
中村 翔貴
中村 翔貴
しかし、
中村を見つめる栄田の目は、
冷ややかなものだった。
栄田 鞠子
栄田 鞠子
星崎 水織
中村 翔貴
星崎 水織
中村 翔貴
中村 翔貴
中村 翔貴
中村 翔貴
中村 翔貴
中村 翔貴
栄田 鞠子
中村 翔貴
栄田 鞠子
中村 翔貴
中村 翔貴
中村は語尾を濁す。
風都 燐
風都 燐
風都 燐
まじまじと星崎は
中村の顔を見つめる。
中村 翔貴
星崎 水織
中村 翔貴
星崎 水織
中村 翔貴
中村 翔貴
星崎 水織
中村 翔貴
困惑した顔で風都を見ると、
風都 燐
と呆れたように答えた。
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
中村 翔貴
星崎は中村から視線を外し、
リビングをぐるりと見渡す。
そして、
棚に飾られている
うさぎのぬいぐるみを手に取った。
中村 翔貴
星崎 水織
星崎 水織
中村 翔貴
中村 翔貴
中村 翔貴
中村 翔貴
起き上がろうとした中村を
風都は制した。
風都 燐
風都 燐
うさぎのぬいぐるみの背中には
小さな穴が開いており、
そこに指を入れると
何か固い物が当たった。
引っ張り出すと、
それは小さな鍵だった。
星崎 水織
星崎 水織
そう言って星崎は薄ら笑みを浮かべる。
星崎 水織
星崎 水織
風都 燐
風都 燐
星崎 水織
風都 燐
そこでパトカーのサイレンが聞こえてきた。
星崎 水織
星崎 水織
星崎 水織
星崎は信じられない
という表情で風都を見る。
風都 燐
風都 燐
星崎 水織
しかし、
星崎が死体を見つけるよりも先に、
警察が現場に到着し、
彼が持っていた鍵はあえなく
警察に没収されたのだった。
・
・
───数日後。
風都 燐
風都は淹れたてのコーヒーを
星崎の机の上に置く。
しかし、
星崎は上の空だった。
風都 燐
風都 燐
星崎 水織
星崎 水織
星崎は消え入りそうな声で呟く。
風都 燐
───コンコンッ
風都 燐
栄田 鞠子
風都 燐
栄田 鞠子
風都 燐
風都は満面の笑みで
栄田を迎え入れる。
今回のお礼に、
と彼女は菓子折りを手渡した。
風都 燐
風都 燐
風都は満面の笑みを浮かべて見せた。
風都 燐
風都 燐
風都 燐
風都 燐
栄田 鞠子
栄田 鞠子
風都 燐
栄田 鞠子
栄田 鞠子
栄田 鞠子
栄田の脳裏に過ったのは、
中村に解体され保存袋に詰められる
己の姿だった。
風都 燐
風都 燐
風都 燐
風都 燐
栄田 鞠子
風都 燐
風都 燐
栄田 鞠子
風都 燐
栄田 鞠子
風都 燐
風都 燐
風都 燐
風都はおずおずと尋ねる。
栄田 鞠子
栄田 鞠子
風都 燐
栄田 鞠子
風都 燐
星崎 水織
星崎 水織
いつの間にか栄田の持って来た
菓子折りを開けて
一人食べている星崎は、
少し呆れたように言った。
風都 燐
風都 燐
栄田 鞠子
栄田 鞠子
・
・
自宅に戻り、
星崎探偵事務所の口コミを見てみると。
★☆☆☆☆ 「おすすめしません。助手の対応は良いのに、探偵は終始不愛想でこちらの話しを一切聞く気は無いみたいです」─M.K(40代・女性)
★☆☆☆☆ 「ストーカーのことで相談しました。なのに、私のことばかり調べてストーカーは放置。最終的には私に問題がある、と最低です。もう二度と頼みません」─Y.N(20代・男性)
★★★☆☆ 「浮気調査をお願いしました。迅速な対応で満足でしたが、探偵の”今日も死体が見られなかった”というセリフが怖すぎます」─T.K(50代・女性)
栄田 鞠子
栄田 鞠子
それらの口コミを
否定できない自分がいた。
栄田 鞠子
栄田 鞠子
それでも、
栄田は前向きな口コミを投稿した。
★★★★★ 「マッチングアプリで知り合った男性の身辺調査をお願いしました。結果、彼には悪い部分が見つかり、私も命の危険に晒されましたがお二人のお陰で助かりました。感謝しかありません。その節は本当にお世話になりました!」─S.M(20代・女性)
『身辺調査』 終わり