主
主
琉弥
愁斗
琉弥へ 琉弥に手紙を書き始めてから、3週間がたちました。 琉弥を観察してて、手紙書くの遅くなっちゃった💦 琉弥、みんなから色々言われてない? でも、俺に会いに来てくれるよね。俺、めちゃくちゃ嬉しい。 ということで、琉弥の課題に答えようと思います。 まず、1つ目は数学。 琉弥は毎回、数学の時はノートを写してるし、 話もちゃんと聞いてる。 だから、1つ目は数学。 2つ目は、理科。 これは、ほぼ勘です(笑) でも、何となく理科の時は楽しそうに笑ってるからかな… こんな予想だけど、1つぐらい合っててほしいな。 俺は琉弥の事沢山知りたいし、琉弥には俺の事沢山知ってほしい そういえば、琉弥も人気あるらしいね! 幸輝が言ってた。何か時々抜けてるとこが可愛いって! 良かったね〜 こんな俺だけど、俺、琉弥が"大好き"だから。 これって告白になるのかな?それともラブレター? これが俺の正直な気持ち。 嫌だったら友達のままでいい。噂されるの得意じゃないでしょ? でも、せめて昼ごはんは一緒に食べたいな。 これって、わがままかなぁ? なんで、琉弥に手紙を書いたかと言うと、 普通に接してくれると思ったから。 まあ、他にも理由はあるけど、今は内緒。 今日から一緒に帰ってくれるかな?一緒に昼ごはん食べれるかな? なんかドキドキしてきちゃった! 琉弥いつもありがとう。 手紙、待ってるね!!答え合ってるかな〜 森愁斗
琉弥
俺は手紙らしき物をカバンに突っ込んだ。
琉弥
琉弥
琉弥
俺は愁斗からの手紙を読み始めた。
琉弥
琉弥
俺の好きな教科を当てる課題。
見事に愁斗は当たっていた。
琉弥
この"大好き"は、友達としてじゃないよな…
恋人ってことで"大好き"だよな…
琉弥
俺も愁斗が好き。つまり"両思い"ってことだ。
琉弥
キーンコーンカーンコーン
琉弥
琉弥
俺はこのチャイムが、"教室に行って愁斗に返事をしろ"と 言われているようだった。
琉弥
ため息が出る
琉弥
俺は決意して教室に入った。
ガラッ
教室に入ると1時間目が始まっていた。
先生
琉弥
愁斗
琉弥
愁斗とバッチリ目があった。
愁斗のかっこいい顔に、それに当たる太陽。
何もかもがかっこよかった。
先生
先生
琉弥
先生
琉弥
先生
後ろの愁斗が気になって仕方ない…
愁斗
心配そうな愁斗の声が聞こえる。
俺たちの席は窓側。だからカーテンが被る。
琉弥
俺は前を向いたまま、小声で言った。
愁斗
琉弥
愁斗
愁斗がゆっくり左手を前に出してくれた。
琉弥
愁斗
俺は愁斗の左手を握った。
カーテンが俺たちの左手を隠してくれた。
愁斗
愁斗の手はもう夏だって言うのに冷たかった。
琉弥
前を向いて小声で言う。
愁斗
愁斗が手を握り返してくる。
嬉しそうな声が小声で聞こえた。
琉弥
愁斗
愁斗の嬉しそうな声。また愁斗は手を握り返してきた。
俺たちは授業中ずっと手を握っていた。
琉弥
文哉
琉弥
文哉
琉弥
文哉
琉弥
文哉
文哉くんがニコニコ笑う。
文哉
文哉
文哉
琉弥
俺は顔が赤くなりながらも、怒った。
文哉
否定をしないで顔を赤くしている俺を、 文哉くんはまじまじと見てきた。
文哉
俺は文哉くんには手紙の事以外話せるかもしれない。
そう思って今までの事を話した。 手紙のとこはLI○Eという事にして。
文哉
琉弥
文哉
文哉
琉弥
文哉
琉弥
琉弥
文哉
琉弥
文哉
琉弥
文哉
琉弥
文哉くんは俺の背中を思いっきり叩いた。
文哉
文哉
文哉くんはやっぱりいい人だ。
文哉
琉弥
俺は愁斗のいる図書室に向かった。
主
主
主
琉弥
愁斗
文哉
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