莉犬side
俺達は、何度も何度も攻撃した
何十万といるアメリカ軍に向かって
みんな必死だった
莉犬
アメリカ軍
アメリカ軍2
莉犬
心が痛かった
申し訳なかった
俺がやっているのは人殺しだ
この人が死んだら悲しむ人がいるのに
どうしてこんなことをしなくてはいけないのだろうと
何度も考えた
そして、何度も倒れていくアメリカ軍を見て言った
莉犬
莉犬
アメリカ軍が上陸してから数日
ついにアメリカ軍も本気になってきた
段々と島の内部に迫ってきており
俺達の地下陣地の出入り口となる穴に
兵士
兵士2
火炎放射器を放ったり、ガソリンを注ぎ込んで火を放ったりと、容赦ない攻撃を浴びせてきた
莉犬
莉犬
栗林忠道
莉犬
莉犬
開戦二週間
いよいよ島の大半をアメリカ軍に占領された
だが
栗林忠道
兵隊たち
莉犬
俺達もわずかな小銃や手榴弾で応戦する
誰一人、諦めずに
そして、開戦から三週間
アメリカ軍の猛攻の前に残された日本兵はわずか400人余りとなる
それでも、栗林さんは俺達を一生懸命励ましてくれた
栗林忠道
兵隊たち
地下陣地の中は暑さで煮えくり返り
飲料用にドラム缶に蓄えておいた水も底をつきた
ついに開戦から36日
ついに俺達は完全包囲された
栗林忠道
隊員全員が己の死を覚悟する
莉犬
これで、最期
本当最期だ
もう弟たちの顔を見ることができないだろう
俺は
ちゃんとお兄ちゃんになれたのかな
コメント
22件
この作品前からおすすめもありましたが目を背けてました。しかしある日リア友に本当に平和のことを推しでしてるし神作だから絶対読んで!と勧められ読んでみました。 友達の言うとうりで平和についてまた考えてました。滅多にないと言ったらアレですけどありがとうございました。
だめだ。ほんとになけてくる🥹