you side
○○
ただいま~、って、、そうだ。
○○
誰もいないんだった、。
ただただ広い家に私一人。
家に帰ったらただいまっていう声がある暮らしが懐かしい。
プルrrr...プルrrr
○○
ん、はい。もしもし?
西畑
ん!○○~!そろそろ家着いた~?
○○
うん。大ちゃん凄いね。なんでわかんの?
西畑
えぇ~。なんでやろ~なぁ。
西畑
ずっと○○といるからとちゃう~?
○○
え~?そんなはずないじゃん?
○○
私、大ちゃんとずっといても全然わかんないもん。
西畑
なっ!ひどーい!せ~っかく明日一緒に行ってあげようとしたのにな~!
○○
はいはいw てか、そういってもどうせ一緒行くでしょ?
西畑
あ、ばれたぁ?w
、とこんな他愛のない話をする。大ちゃんと話してるとホッとする。
男嫌いの理由も、1人ぼっちの理由も。全部知ってるのは大ちゃんだけだ。
西畑
○○~?そろそろ男嫌いなおそーや。
西畑
大ちゃん将来が心配!
○○
...そうだね...。
○○
なお、さないとね...。
つい、謙社くんのことを思い出だしてしまう。
そうだ、男嫌いのはずなんだ。私は。
けど、普通に喋ってしまったし、ましてや、秘密までも教えてしまった。
いままでの私なら無理だったはずなのに。どうしてしまったのだろう。
西畑
..なぁ...○○?話聞いとる?
○○
ふぇ!?ごめん、ぼーっとしてた。それで、なn
西畑
なぁ、男と喋ったん?今日。
○○
え、なんで?
西畑
男嫌い、なおるんは嬉しいけど...。
西畑
彼氏できるんは嫌や。俺っ!、
○○
大丈夫だよ!
○○
私には...彼氏はできない。いや、つくれないから。
○○
心配しなくていいよ?大ちゃん。友達が増えただけだから。
西畑
ん。そうか...。そうやな。ごめんな。つい。
○○
心配してくれてありがとう。
西畑
うわぁ~!照れるや~ん!明日ぜ~ったい一緒いくで~!
○○
あ~、遠慮しようかな?w
西畑
そういっても一緒行くもん!決めたから!
○○
ww
それからほぼずっと話し相手となってもらった。
話といっても学校の出来事とか、世間話。
―― この時、気づいたら良かったんだ。 ――
―― そしたら、誰もつらい思いをしなかったのだろうか。 ――







