テラーノベル
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月明かりの中、盤面が硬直する
1対16人と言う圧倒的な力の差があっても、16人の中には、目の前にいる怪物への勝機などは一切なかった
しかし、その空気を破るかのように、一人飛び出す者がいた
ルメイル
ルメイルがエドに食ってかかる
ルメイル
ルメイルのメイスが地面を抉りとる
しかしエドはそれを難なく回避した
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エドが目にもとまらぬ速さで駆け出し、その速さのままに足をルメイルに向かって振り抜く
しかし、そこにルメイルはいなかった
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
ルメイルがメイスを頭上から振り下ろす エドはそれをすんでのところで躱した
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
瞬間、エドは一瞬にルメイルの背後に立ち、ルメイルの背中を魔力で作った爪で切り裂く
しかし、それをルメイルは甘んじて受け入れる
エド・エメルドラ
その時生まれた一瞬の隙、ルメイルはエドの左腕をしっかりと掴んだ
ルメイル
ルメイルはエドの顔に向けてメイスを振り抜く 一瞬の間にエドは自身の顔とメイスの間に装甲をつけた腕を割り込ませる
だが、ルメイルのメイスは腕ごとエドを吹き飛ばした
エド・エメルドラ
二転三転した後、エドは何とか体制を立て直したが、間髪入れずにルメイルが飛びかかる
エド・エメルドラ
ルメイル
エドの装甲とルメイルのメイスが鍔迫り合いを始める そして、その空気を切り裂くかのように声が響く
ヴェレート
エド・エメルドラ
エドが目を向けると、身体を肉壁のように重ねているヴェレート達の奥に、走って行く玲の後ろ姿が見えた
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
玲の後ろ姿を無数の魔法陣が捉え、一斉に何百もの翡翠色に光る光線を放つ
容赦の無い即死攻撃 これを受ければ、確実な死を迎える その場に動ける者はいない
それは、死閃光の威力を知っているからではない
既に、玲と死閃光の間に割って入った者が居たのだ
ルメイル
ルメイルである。 死閃光と玲の間に立ち、メイスをまるで舞うかのように回転させ、振り回す
一見無造作に見えるその動きは、正確無比に死閃光を空へ打ち返していた
エド・エメルドラ
その時、エドの輝く黄金色の髪に、翡翠の光が反射する
エド・エメルドラ
エドが目を見開いて振り返る するとそこには
ヴェレートの風向き操作とジュンの能力強化により、今まで空に放たれていた死閃光を杖の先に溜めた日乃架だった
すると、今まで逃走の姿勢を見せていた玲が日乃架・ヴェレート・ジュン、そしてエド以外を護る霊壁を作り出した
エド・エメルドラ
常夜奈 日乃架
ヴェレート
ジュン
常夜奈 日乃架
緑色の極太の閃光がエドに向かって真っ直ぐ放たれる
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
何重もの魔法を重ね、間一髪でエドは極太の死閃光を潜り抜けた
しかし、その先には魔王が待ち構えている
ゆあら
魔王
魔王が力いっぱいに拳を振るう
それを見てエドは加速をを止め、拳に当たらないすんでのところで引き止まった
…が、次の瞬間、とてつもない衝撃がエドを襲う
エド・エメルドラ
その衝撃は一度ならず、二度、三度と絶え間なくエドに加えられ、その速度も加速していく
エド・エメルドラ
ゆあら
最後に一際大きい衝撃が加えられた後、エドは2,30mほどもんどりうって転がった
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
その時、エドは顔を上げて初めて気付いた 自身の目の前に居る軍勢の人数が、明らかに減っていることに
エド・エメルドラ
居なくなったのはどうやら 玲・ジュン・やよい・紅奈・雪・あかり・ルメイル の7名のようだ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
エドの背後に七色の魔法陣が現れ、体に禍々しい魔力が巡る
エド・エメルドラ
一方、戦場から離脱した面々は
ルメイル
紅奈
紅奈
紅奈
紅奈が扉を弾くように開ける
そこには、結晶のように光を強く反射し、幾許かのヒビが入った巨大な魔法石が浮いていた
川嶺 玲
白雲 やよい
心音 雪
ルメイル
あかり
ジュン
魔王発案の作戦 それは皆の度肝を抜いた
ゆあら
ゆあら
ゆあら
ゆあら
大魔法石を壊して欲しい
魔王の作戦は以下の通りだった 離脱組の様々な能力強化により、やよい・紅奈の全能力を極限まで引き上げる そして、紅奈が大魔法石を破壊し、溢れ出した魔力を玲が霊壁で閉じ込め、それを使いやよいが新たに大魔法石を作る
こうすることで〚始祖〛の魔力の覚醒を妨げ、あわよくばエドへの魔力供給を断ち切る
実行、そして成功しなければ
死ぬ。
紅奈の魔法〚アノウン・ザ・ブラッド〛は発動後100秒間、触れたものを破壊する
発動終了後、再発動までには1000秒のインターバルが必要となり、その間は能力は発動出来ず、無防備となる
川嶺 玲
ジュン
心音 雪
あかり
ルメイル
場の皆に緊張と共に、強力な魔力の気配が迸る
紅奈は静かに足を踏み出した
そして、大魔法石へ手を当てる その感覚は、まるで手に灼熱の砂漠の砂を無理矢理押し付けられているような感覚だった
しかし、一筋の呻き声も漏らさず、彼女は静かに唱える
紅奈
魔法を発動した瞬間、破壊されようとしているのを感じたと言うように、多量の魔力が紅奈に向かって放たれる それは魔力の供給などではない 魔力が質量として、刺さり、押し出そうとしているのだ
紅奈
紅奈は思わず呻き声を上げ、手を離しそうになった
しかし、それを彼女は持ち堪え、負けるものかと言わんばかりに脚に力を込めた
紅奈
紅奈
紅奈
紅奈
紅奈
紅奈
紅奈
川嶺 玲
ジュン
白雲 やよい
あかり
心音 雪
心音 雪
あかり
ルメイル
川嶺 玲
頑張れ
今にも焼け落ちそうな腕とは対照的に、紅奈の目から一筋の涙が零れ落ちる
紅奈
紅奈
紅奈はこれより100秒の間 世界掟、その破壊者となる
一方、戦場ではエドが大魔法石への異常を感じ取っていた
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
思わず戦場から顔を背け、魔王城に顔を向ける
しかし、そこを見逃すほど甘い精鋭達ではない
ゆあら
ゆあら
エドの顔面に強烈な一撃が入る
エド・エメルドラ
邪笑 冥衣
ヴェレート
邪笑 冥衣
月光の反射する夜、白星と黒炎が降り注ぐ
エドが飛行し、夜空から逃げようとする しかし 星の下から逃れようとする者など、この世の摂理が許さない
エド・エメルドラ
ヴェレート
強烈な一撃は正確にエドの鳩尾を捉える
エド・エメルドラ
ヴェレート
熱光線から逃れようとエドが再び飛行する
しかし、そこを白星が追撃する
エド・エメルドラ
灰白の境界線は敵味方関係なく、無差別に降り注ぐ大魔法 しかし、ヴェレートは生まれ持っての豪運でそれを回避し続ける 対してエドは、ヴェレートと冥衣、両方に気を配りながら攻撃をする必要がある
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
風の衝撃を使い、エドは星と炎の包囲網を離れる
しかし、そこを死神と鬼神が逃がさない
タナトス
礫
エド・エメルドラ
しかし、エドはそれを物理法則を無視した動きで間一髪回避する
メルス
メルス
レア・ノール
氷の人形とレイピアが鋭くエドへ迫る
エド・エメルドラ
その瞬間、エドが灰色の衝撃波を放つと、氷の人形は崩れさり、レイピアは元に戻った
メルス
エド・エメルドラ
次の瞬間、エドが七色のオーラを纏う そして、魔王の目の前に目にも止まらぬ速さで現れた
ゆあら
エド・エメルドラ
ゆあら
虚をつかれたゆあらは避けられず、鳩尾にもろに螺旋の衝撃を受けた
そして、ゆあらは山を貫き、目に見えない程吹き飛ばされた
ヴェレート
レア・ノール
レアがエドに食ってかかる しかし、その時にはもうエドはレアの懐に居た
エド・エメルドラ
レア・ノール
エドの燃えたぎる手から放たれた炎の波動がレアを吹き飛ばす
レア・ノール
ヴェレート
吹き飛ばされたレアをヴェレートが受け止めたのを横目に、冥衣・メルス・タナトス・礫の4人がエドへ飛びかかる
邪笑 冥衣
メルス
タナトス
礫
星と氷の刃、鉈と神弓の矢がエドの首へ迫る
しかし
エド・エメルドラ
エドの身体から虹色にドス黒く輝く光が散り、目にも留まらぬ速さで皆の目の前へ現れる
邪笑 冥衣
邪笑 冥衣
エド・エメルドラ
虹色の魔力で象られた剛腕をエドが一振した瞬間、皆は為す術なく吹き飛ばされた それも、壁にめり込むほどの力で
邪笑 冥衣
タナトス
メルス
礫
エド・エメルドラ
傷を抱え、倒れ込む冥衣達を無視して、エドが魔王城へ急ごうとした時だった
レア・ノール
ヴェレート
機械人間と鳥類の女王がまたも立ちはだかる
エド・エメルドラ
エドの顔に明らかな怒りが生まれる
そして、紅く染まるエドの顔に強烈な横蹴りが炸裂する
エド・エメルドラ
ゆあら
ゆあら
ゆあら
ヴェレート
ヴェレート
皆の傷が少しづつ癒えていく
邪笑 冥衣
タナトス
メルス
礫
エド・エメルドラ
ゆあら
ゆあら
エド・エメルドラ
エド・エメルドラ
場の魔力の濃度がさらに高まる
世界の行方は、今ここで決まる。
破壊者と愚者の脚は、再び動き出す
ぬいぬい
1,711
125
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コメント
5件
(言葉に出せない凄み) 豪運だけで回避するヴェくん流石やね
ああ、もうもうもう、この展開…!読んでて拳握っちゃいましたよ😭✨ ルメイルの「っしゃあああ!」からの死閃光を受け切るシーン、めちゃくちゃ熱かったです。そして何より**紅奈ちゃん**…!「私は何の役にも立ててなかった」って自己否定する台詞、胸がぎゅっとなりました。でもそんな彼女が大魔法石に手を当てて「絶対に壊す」って立ち上がる姿、本当に尊かったです。一周目の記憶を頼りに道を案内する紅奈が、ここで世界の命運を背負う…その成長に泣きそうになりました。 ヴェレートの「自分がどんなけエグい攻撃したか分かるんちゃう?」とか、ゆあらの「老害。」とか、台詞の一つひとつもキャラ立ってて痺れました。次が気になりすぎます…!