新一
よっ快斗
待たせたな

快斗
あっ!
やっときた新一!!

快斗
遅せぇよ!!

新一
馬鹿
誰が高級ホテルの屋上選ぶんだよ

新一
おかげで怪しまれたじゃねぇか!!

快斗
でも、工藤新一ってだけで入ってこれたでしょ?

快斗
さすが有名人

新一
バーロー
お前こそ入れてんじゃねぇか……

快斗
俺は新一に似てるから♡

新一
あっ!まさかお前!!
俺の名前使って入ったな!?

快斗
さぁ〜?

新一
たくッ

俺と快斗は数ヶ月前出会った
といっても今では下の名前で呼び合う程の仲だ
出会ったあの日から快斗はおかしな奴だった
俺が追っていた犯人の足を
通りすがりのこいつは足を引っ掛けて
犯人を転ばせて捕まえさせたのだから
新一
本当お前といると飽きねぇな笑笑

快斗
でしょ〜!
黒羽快斗様だぜ?

そう言って快斗は青いバラを俺に差し出す
突然出てきた薔薇にびっくりしながら
すぐにマジックで出したことに気づいた
新一
え!
お前マジックも出来んのかよ!!
すげぇな!!

快斗
ケケケッ
だろ?親父がマジシャンだったんだぜ?

新一
お前キッドみたいだな!

快斗
バ、バーロー
キッドより何倍もかっけぇだろ?

新一
紳士さはキッドの方が上だけどな笑笑

快斗
う、うるせぇ!!
俺は健全な男子高校生なんで
ヤンチャなくらいがちょうどいいんです〜

新一
なんだよそれ笑笑

快斗
そういえば新一
キッドの予告日行くのか?

新一
警部からの要請があったら行くつもりだぜ?
キッドは元々俺の専門外だしな……

快斗
え!!
なんで!!!

新一
い、いやだから
他の事件も溜まってんだ……
キッドばかり構ってられねぇだろ?

キッドのことでどうしてこれだけ必死になるのか……
もしかして……
快斗
えぇ!
俺キッドと新一の対決楽しみにしてたのにぃぃ!!

新一
もしかして……

新一
お前キッドのファンだったのか!?

快斗
そ、そうなんだよ!
キッドもマジック使うだろ?
あれの種を見破るのが楽しみなんだよ!!

新一
そうか!天才だなお前!

快斗
(やっべぇこいつの事だから
油断出来ねぇよ……)

新一
ほらそういう事だから
帰りにマックでも食いに行こうぜ?

快斗
え

新一
ほら、キッドの予告日いけねぇお詫びっていうか……
俺もキッドと会うの毎回楽しみに……してたから///

快斗
ちょ新一……?

新一
ほら!次は予告日行ってやるから!!
楽しみにしとけって!!
行くぞ!

そう言って俺は快斗を置いて走り出した
顔が暑くなってるのが自分でもわかったからだ……
快斗はキッドでもないのに……
快斗
(やべぇ……
俺が予告日ちゃんと行けるかな……///)
