1.病院
看護師
看護師
中下
看護師
看護師
看護師
中下
看護師
看護師
中下
中下
看護師
看護師
看護師
中下
看護師
中下
中下
中下
看護師
中下
中下
車にはねられた気がして
中下
中下
なっちゃったんじゃないかって
中下
中下
安心しました!!
看護師
中下
本当にすみませんでしたっ!
看護師
看護師
当たり前じゃないですか
2.阿弥陀
陽太
パクってきたぜ!
聡人
湊斗
陽太
陽太
決めようぜ!
湊斗
聡人
聡人
先二人選んで!
湊斗
陽太
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
湊斗
聡人
陽太
陽太
聡人
湊斗
湊斗
湊斗
聡人
陽太
湊斗
湊斗
湊斗
敬太に返しに行くか...
3.シロ
悟
朝の5時半ちょっとに目が覚めた。 隣で寝ている妻の口から 白いモヤモヤしたものが 大量に湧いている事に気が付いた。
正体不明の白いモヤモヤ。 無形のソレは何かの幼虫のように 妻の口元で蠕(うごめ)いている。
悟
悟
しばらくじーっと見ていると モヤモヤは人の形を形成して 妻の頭上をぐるぐる浮遊し始めた。
悟
何処かで見た事のあるシーンだった。 既視感(デジャブ)がしばらく 脳の裏にこびりつく。
悟
悟
そうだ......、思い出した。
そういえば 『母が死を迎えた時』にも 俺は、コレと同じものを見ていた。
抜け殻に成った母の口からは モヤモヤと仄暗い白煙のような か細い魂が溢れ出ていた。
悟
悟
悟
妻の肩を揺すってみる。 けれど、反応はない。
悟
俺は焦りながら 近くにあったコップを手に取って 白いモヤモヤを捕まえようとした。
けれど、コップ一杯分では納まらず 残りの白いモヤモヤは天に向かって すぅーっと静かに消えていった。
その美しき白は、 俺に向かって 最後まで手を振っているようだった。
妻はその後、直ぐ息を引き取った。
妻の遺体を焼却してみると、 骨が一つも残らなかった。
母の時と、全く同じだった。
亡き人間の忘形見である "遺骨"さえ手に入らない現実に 俺は大きな絶望を感じた。
手元に残ったのは あの正体不明の 白いモヤモヤした物体だけ。
その白は、今はジップロックに詰めて 左の胸ポケットに仕舞ってある。
俺は、妻の残りの魂も 空に送り出してあげようと思って ジップロックを取り出した。
その中には、ひとつ。 白い固形の骨が残っていた。
4.依存症
愛華
明里はそう思わんか?
明里
愛華
肝臓を悪くして
愛華
肺を悪くして
愛華
明里
愛華
私は水を推します!
明里
愛華
明里
愛華
愛華
みるみる力が漲ってくるよ
明里
愛華
愛華
ひとまず飲んでみ
明里
ゴクゴクゴク
明里
明里
愛華
ゴクゴクゴク
明里
愛華
ゴクゴクゴク
愛華
水依存症になったわね
愛華
MD〇Aっていうドラッグを
溶かしているの
愛華
もっと派手に楽しまなきゃね
5.クチアニ
ドンっ
莉子
莉子
莉子
紬
莉子
莉子
紬
紬
莉子
莉子
紬
チアニクチアニクチ
アニクチアニクチア
ニクチアニクチアニ
莉子
紗良
莉子
莉子
紗良
紗良
紗良
紗良
莉子
莉子
莉子
莉子
莉子
分かるのよ
紗良
紗良
莉子
莉子
莉子
紗良
紗良
色んな人から嫌われちゃうよっ♡
6.skydiving
落ちている
私は一定のスピードを保って 地面に向かって落ちている
0.24kg/m の空気抵抗は 激しく、そして優しく 私の身体を包み込んでいく
私はただ
風を駆ける爽快感を 空に浮遊する多幸感を 全身で感じてみたかった
人々が行き交う世界 汚れたストレス社会 争いが絶えない地球 醜悪に満ちたリアル
そんな中で
鳥や虫たちは あんなにも優雅に 空中を飛んでいるのか
その理由を知りたかった
だから、私は
独りで空を飛ぶために スカイダイビングのライセンスを 取得した
生まれて初めての "孤独の空"
凄く凄く凄く気持ちいい
私の脳みそが ドーパミンの海に沈む
脳内麻薬のよう 気を失ってしまいそうになる
ながいあいだ 生と死の境目に 揺れている
たしかに 鳥や虫たちが ストレスなく生きている理由も なんとなく分かる気がする
私はパラシュートを広げるために 主傘の紐を引っ張ろうとした
ドキドキと鼓動が鳴っているような 気がする
そういえば 過去にもこんなことあったような 気がする
その時もたしか こうやって パラシュートが開かなかったような 気がする
私は生と死の境目にいる えいえんに、だ
また、同じのを見るのかな?
それでもやっぱり
何回見たとしても
空から一望する夕焼けは 何よりも 美しかった
30 TAP STORIES
fin






