るぅとside
女子
き、黄神くんっ!次の休み、、、あ、空いてる?
ふと、クラスの女子から声を掛けられる
黄神
あ。ごめんなさい僕用事があるんで
はい。ここまで約2秒。そもそもとしてあまり話したこと無い子と遊ぶのなんてハードル高いですよ。しかも女子。
女子
そ、そうですか、失礼しました!
パッと逃げていく女子。悪いことしたかな?
、、、昔は誘いを断ってもなんとも思わなかったのに
「、、、あーやだ!ころん君なんて嫌いです!」
「ビール瓶で殴り倒したい」
なんて、ころちゃん大嫌いとか思ってたのに
産れなければよかったと思ってたのに
さとみ君たちでさえ信じることができなかったのに
「るぅとくん!!」
青猿葵の存在で、性格が大きく変わった気がする
黄神
、、、恋愛感情、、だったり?なーんて
独り言をつぶやき、自ら否定した
、、、でも、、、
もし、もしも付き合ったらその時は
黄神
(きっと幸せで、、、って、何てこと考えてるんだ僕、、、)
頭を掻きむしり、うつ伏せになる
男子
黄神ー、青猿が呼んでんぞー
黄神
行きます
男の子の声に即答し、すぐに起き上がった
黄神
、、、好き、、、
そういう気持ちは、まだわからない
でも、もし好きだとして。
その時は感謝を思いっきり伝えたいと思う。好きになったとしたらね。
廊下に出ると、ころちゃんが泣きそうな顔で抱き着いてくる
青猿
るぅちゃん~!ヘルプミー!
黄神
英語2点の人がhelp meとか言っても無駄だと思いますけど
青猿
そう!2点!明後日中間テストだよ!ていうか発音いいね!
、、、え、明後日でしたっけ
黄神
そうですかー、、、
青猿
そう!んもう!どうしよ~!
そばで喚くころちゃんを撫でた後、B、C組方向の柱を見る
その瞬間、ばっと誰かが隠れたのを見た
黄神
、、、なるほど
青猿
え?るぅとくん?
オレンジ髪を見つけ、フッとほほ笑んだ。
ころちゃんと安心して会話できないじゃないですか。許せませんね
黄神
(ということは覚悟はできてるんですよね?、、、ジェル君?)