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※実話を元に作成しています。 実話な為、名前は現実と異なります。 相手側にバレる可能性がある為、 すぐに削除する場合があります。

空が橙色に染まる放課後。

ヒロ

放課後、ちょっと話したいことがあるんだけどいい?

リネ

いいよ〜

最近ストーカーのように 後をついてくるヒロに呼び出された。

ヒロ

あのさ、えっと、…

ヒロ

リネさんって今好きな人いる?

リネ

ううん、いないよ

本当はいる。 でも、素直になれなかった。

ヒロ

その、えっと…

ヒロ

良ければ僕と付き合ってください…!

リネ

いいよ〜

断ることはできず、 即答で〃いいよ〃と 答えてしまった。

けれど、タイプは当たっていた。 心が広い人。 まさにヒロは心が広かった。

ヒロ

ほんと!?

ヒロ

あ、ありがとう!!

リネ

うん、こちらこそ

ヒロは帰る最後まで リネに明るく、優しく手を振った。

その笑顔も、優しさも 忘れることはなかった。

あの日、家に帰った直後、 学校は休校となり 6日後に学校へ向かった。

ヒロ

リネさん、おはよ!

誰も挨拶なんてしないはずだった。

なのに、君だけは 笑顔でリネに向かって挨拶をした。

リネ

え、あ、うん、

リネ

おはよう

ヒロ

リネさんに何もなくて良かったぁ…

ヒロ

付き合ってるんだから何かあったら言ってよ!

ヒロ

何か困った事あったら言って!

君は優しく、太陽のように明るかった。

いつでも気遣ってくれて、 その優しさが嬉しかった。

リネ

ありがとう

ヒロ

今、リネさんとデートできるように

ヒロ

頑張ってお金貯めてるから待っててね!

付き合ってからは 毎日話して、毎日笑って、 毎日バカした。

一緒に帰れる時は 一緒に帰って、 最後まで笑顔で話した。

親にも付き合ったことを話した。 優しくて、明るくて デートするためにお金を貯めてると言ったこと、全て話した。

親は「絶対手放したらダメよ」 そう答えた。

けれど、付き合ってから いじりが始まった。 「ヒロ、ナナと話してるよ? 取られる前に取りに行かないとー!」 って、何度も言われた。

自分が持っているシャープペンシルだけで 〃貧乏〃と決めつけられて、 体育の授業中に協力してやることを 自分だけにやらせること。

いじりはエスカレートしていった。

昼休み、 誰もいない体育館に近い階段に ヒロに呼び出された。

ヒロ

本当に大事な話だから、

ヒロ

リネさんのことは信頼してる

沈黙が流れたあと、 ヒロは話し出した。

ヒロ

実は僕、お父さんに虐待されてるんだ。

ヒロ

学校、2週間くらい休んだことあったでしょ。

ヒロ

その時、家出してたんだ。

ヒロ

今はお父さん、落ち着いてるから大丈夫なんだけどさ、

ヒロ

改めてこんな僕でも付き合ってくれますか?

私は思った。 〃ヒロは私が守ってあげないと〃 〃ヒロは絶対私が守る〃 と、心に決めた。

リネ

もちろん、当たり前だよ

ヒロ

ありがとう、

ヒロ

えっと、…

ヒロ

結婚前提に付き合ってください…!

リネ

いいよ。

そして私達は誰もいない昼休みに

ハグをした。

まるで心に決めつけるように。

消えたい私と嘘つきな君のもう一度の光

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コメント

1

ユーザー

実話!?実話元にしてんのこれ!?? バレる…?バレたら何かいかんのか?ちょっと心配だけど続きが気になるから安全だと信じておこう… あとヒロ虐待されてたんか。「元にしてる」ってだけだからまんま実話では無いだろうし、そこはフィクションである事を願おう。 さぁこっから何か色々トラブルありそうね。気になるわぁ… 続きを全裸待機(っ ॑꒳ ॑c)

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