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君の中にはもう、私はいないかもしれない
けど、私の頭の中にはいるんだよ。あの時の君が頭から離れたことはないんだよ
前世のことを覚えてるなんて言えないけど君は前世、私と世界で1番素晴らしい恋をしたんだよ
性格も顔も違うけど分かる。だって君はこの世でたった1人の私の運命の人だから…
ねぇ、もう一度私と運命の恋をしようよ…
たとえこの願いが届かなくても私はあなたを誰よりも愛してます
チリリリリリッ…
目覚ましのうるさい音で僕は目が覚めた
岡崎絢也
学校なんて楽しくない
人間に興味がない僕は、学校にいっても1人の時がほとんどだし、みんなと話しても作り話をすることしかない
学校なんて僕にとっては牢屋のような場所だ
作り話をしていることがバレたら僕はきっとハブられるだろう
だからどうしても作り話をしていることはバレてはならない
僕の当たり前の日常を守るには作り話をし続けるしかない
誰にもばらさないしバレないようにしなければならない
岡崎絢也
僕は緊張に押しつぶされそうになりながらリビングに降りた
岡崎絢也
お母さん
岡崎絢也
お母さん
岡崎絢也
人間で信じられるのは母さんと父さんだけだ
母さんと父さんなら裏切られないし、よっぽどのことがない限り縁は切れない
岡崎絢也
お母さん
岡崎絢也
今日のご飯は白米、鮭、味噌汁、冷奴、梅干しと、定番の和食だ
お母さん
岡崎絢也
お母さん
ここ最近、水色の封筒に入った手紙が毎日のように届く。送り主も誰だか分からない
でも送り主は、結構前から僕を知っているかのような手紙をよこしてくる。しかも、送り主は女の人だ
僕は、異性には特に興味がないので昔から関わってこなかったはずなんだけど...
『どうも〜!君はさ、私のこと覚えてる??誰だか分かる??この封筒で分かる??覚えてないよね。ずっと昔のことなんて忘れてるよね。君は、私がもし前世の記憶があるって言ったら信じる?信じるわけないよね。だけどねいつか私が誰だか思い出して!寂しいからさ。私、病気と戦いながら待ってるからね。毎日手紙送り付けてごめんね!でももうすぐ直接会える日が来るよ。そしたらちゃんと相手してね。手紙の送り主だとは分からなくても...』
岡崎絢也
お母さん
岡崎絢也
お母さん
僕は母さんの少し寂しそうな顔を見て申し訳なくなった。小6の時に経験したことがトラウマになってしまい、僕は常に距離を置いている
興味がなくても、友達を作らなければダメなのだろうか
僕は少し、人間に興味を持てるようにしようと意識し出した
登校している時、僕は決まって作り話を考える。
話しかけられた時つまらないやつだと思われないようにだ
けど今日は、なぜだか頭が回らない
岡崎絢也
けど作り話が思いつかないまま学校についてしまった
教室に着くと、いつもよりざわついていた
気のせいか、視線が僕に集まっている気がする
クラスメイトA
クラスメイトB
岡崎絢也
クラスメイトC
クラスメイトCに殴られた
僕は、小6の出来事を思い出してしまった
また...始まるのか?なんでこんなに僕は世界中の人に嫌われるんだ...?
ゆりか先生
教室に入ってきて直ぐに先生はいつもと違う空気を感じ取った。
クラスメイトC
クラスメイトCの一言で空気が戻っていった
僕はこの世界に必要ない
僕は邪魔になるだけの存在でしかないんだ
まるで僕なんか教室に居ないみたいに明るい空気に戻った
いつもはたまに話しかけられた僕だけれどこの日からは話しかけて貰えなくなった。それどころか、避けられるようにもなった
僕はモテたくて作り話をしてたんじゃない
その一言は言えなかった
続く♡