TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

 

あっつ

 

無意識にそうつぶやいてしまうほど

 

今日も朝から太陽が容赦無く照りつけていた。

 

なんか頭がボーッとする。

 

昨日の夜も暑くてなかなか寝付けなかったんだ。

 

 

だっ、大丈夫ですかっ?

 

という声に「…あ…はい…」としか答えられず、

 

意識は朦朧(もうろう)としていた。

 

はぁ〜良かった。

 

あの、これっ!まだ飲んでないんでどうぞ!

 

あぁ、そうか。

 

この暑さで倒れちゃったのか。

 

ぼんやりと見える差し出されたスポーツ飲料で

 

ようやく現状が把握できた。

 

本当に大丈夫ですか?

 

顔真っ赤ですし

 

それに熱中症には水分補給しないとですよ。

 

えっと

 

 

実はあそこの自販機で当たっちゃって。

 

さすがにペットボトル2本は

 

重いなぁって思ってた所だったんですよ。

 

だから遠慮しないで飲んでください。

 

 

あっ、会社から電話だ。

 

ゆっくり飲んでくださいね。

 

それじゃあ、お大事に。

 

木陰に座り、貰ったスポーツ飲料を

 

ちびちびと口に含んだ。

 

冷たくて体に染みる。

 

優しい人がいるものだ。

 

スポーツ飲料を飲み干し

 

ちゃんとお礼が言えなかった事を後悔しながら

 

先程指差していた自動販売機の前を通ると

 

 

「あれ?」

 

この自動販売機には当たり機能は付いてなかった。
loading

この作品はいかがでしたか?

38

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚