テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
杏色ネズミは銀色を探す。
ここ灰色ネズミの町では、 茶色ネズミとの初会合が行われるとあって、 たくさんのネズミが集まっていた。
墨色
配達屋のねじり鉢巻をした墨色が声をかけた。
杏色
墨色
その時ざわめきが起こり、 茶色ネズミ達を引き連れて栗色がやってきた。 2匹に気付いて声を掛けた。
栗色
墨色
再びざわめきが起こり、 灰色達を引き連れてきた長が答えた。
灰色ネズミの長
杏色ネズミは緑道に走った。
長が言った通り、 鈍(にび)色の子ネズミと遊んでいた。
杏色
銀色
鈍色
やがて和真が出て来てバイクに乗った。
和真
銀色ネズミもリュックの中に乗り込んだ。 銀色の姿を認めて、和真は頷いた。
杏色
鈍色
鈍色は笑って銀色に手を振る。
杏色
<終>
あとがき いかがだったでしょう。銀色ネズミのエド冒険譚! 『銀色ネズミ』(作:雪加/@twnsecca)は、2010/3/3〜11/6まで「 #twnovel 」(ついのべ)のハッシュタグで投稿したオリジナル小説(一次創作)です。 「なう」や「こんなこともあろうかと」等、当時のネットで流行したワードが入っているのはそのためです。まだ新しかったSNSというツールで、何ができるかを色々試していて、140文字で書ける小説をやってみようというきっかけで始めました。 今回、挿絵を加えて、テラーノベル版として加筆・修正。なんと、100話ちょうどで終えることができました! P.S 心残りがややあるのは、銀色ネズミと杏色ネズミの恋愛が描けなかったこと。ヘアピンを持ってネズミ同士のバトルが始まった途端、チャンバラ一色になってしまいました。。『瑠璃刀』ーーーまさに人も惑わす妖刀であったーーーとかナントカ..(。・x・)ゝ
>>銀色ネズミは再び旅へ・・! ここまで読んで下さった皆様に、感謝致します!^^
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!